自由の国、アメリカ。現地には日本人旅行者をはじめ、留学やビジネス目的で渡米する人も多くいます。
ハリウッド映画でお馴染みの光景を初めて目の当たりにしたときの感動は忘れられないものになるはず・・・!
これからアメリカへ出発する方は、さぞワクワクされていることでしょう。
しかし、同時にひとつの大きな心配事も抱えているのではないでしょうか?
そう、現地の治安の問題ですね。
だけど、世間一般で知られているようなアメリカのイメージは『いい意味でも悪い意味でも』現実のごく一部でしかないことを覚えておきたいね。
実際、2013年のデータを見てみると、アメリカでは1,000万件ちかくの犯罪が起きている一方で、日本の犯罪認知件数は約132万件です。
人口当たりの犯罪発生率を考えてみても、アメリカは日本の3倍以上の水準で犯罪が発生していることが分かってるんだ。
また、地域によってはさらに危険な場所もあるから、渡米する前にしっかりと現地の情報を集めておく重要になるんだ!
そこで、今回はこれからアメリカへ渡航する方のために、現地で気をつけるべき犯罪や危険エリアを含めた5つの注意点を徹底的にまとめてみたよっ!!
しっかり準備して、アメリカでの滞在を満喫してきてねっ
しっかり勉強しておきますっ
アメリカってどんな国?まずは治安の最新動向をチェックしておこう
★ 基本情報 | |
首都 | ワシントンD.C. |
言語 | 英語 |
通貨 | アメリカ・ドル(USD)※1USD ≒ 113円 |
民族 | 白人(61.6%)、ヒスパニック系(17.6%)、アフリカ系(13.3%)、アジア系(5.6%) |
宗教 | キリスト教、その他 |
日本との時差 | 東部(-14時間)、中部(-15時間)、山岳部(-16時間)、太平洋(-17時間) |
アメリカは大きく分けて北アメリカ・南アメリカ・中央アメリカ・カリブ海諸国の4つのエリアに分けることができ、その歴史の始まりは紀元前300万年前にまでさかのぼります。
探検家・航海者・奴隷商人として有名なクリストファー・コロンブスが、アメリカ大陸に初めて到達してからというもの、同国は資源、土地、石油量などを強みに各国から絶大な信頼を置かれていました。
また、アメリカのオハイオ州マイラン出身のトーマス・エジソンは、電球の発明や発電所の送電システムの開発者として知られていますね。
実は、この電球の発明においても、アメリカと日本は関わっているのです。
日本の京都・八幡村という地域にある竹を電球のフィラメントとし、エジソンは、実に2450時間もの間、明かりが持続する製品の開発に至りました。
その後も電話機・蓄電池・蓄音機・映写機(スクリーン)を実用化できる水準にまで進化させたのもエジソンです。
こうした数々の発明から、アメリカ経済の第一線に電気製品が用いられる機会が増えたのです。
むろん、アメリカのコネチカット州に拠点を置く、現ゼネラル・エレクトリック社もエジソンの発明を機に設立された企業。
アメリカの観光名所としては、首都のワシントンをはじめ、ロサンゼルス、ラスベガス、ボストン、シアトル、シカゴ、ニューヨーク、カリフォルニアなど様々な地域が注目を集めています。
そのほか、ニュージャージー州などは、テレビ番組のロケ地としても知られており、アメリカは、アップタウン・ダウンタウンともに魅力満載の地域であることがわかるでしょう。
序章からアメリカ観光のメリットばかりが目立ちますが、ここで考えたいのは「治安問題」。
日本では、昭和33年3月10から施行された銃砲刀剣類所持等取締法により、各種凶器の所持が禁止されていますが、アメリカでは銃撃戦なんて日常茶飯事。
でも護身用とはいえ、凶器を所持した人のいる地域への観光は気が引けますよね…。
ちなみに、外務省・海外安全対策ホームページに掲載中のアメリカの治安情報(2019年12月時点)は下記のとおりです。
上記からわかるように、アメリカ東西南北すべてのエリアに危険情報は出ていません。
渡航にあたっての注意点は各地域別にありますが、一般人である私たちが観光を満喫する分には問題がないレベルです。
とはいえ、特定の地域限定から広域までの注意喚起は、外務省から随時配信されています。
2019年に入ってからは、山火事やイスラム教の過激派による宗教行事、ハリケーンに伴う注意喚起が行われているため、必ず渡航前に安全対策ページを確認しましょう。
詳しい地域や勧告内容については、本ページ後半の『地域別 治安情報』で紹介していきます。
1.本当に安全?旅行者が初めにチェックしておきたい4つの項目
旅行者が最低限知っておきたい内容は次の4つです!
➀ ATMは安全に使える?
アメリカのATMは英語のみに対応しているため、最低限利用に必要な単語を覚える必要こそあるものの、東南アジア地域などの発展途上国に比べて安全面は確立されています。
ただし、ニューヨーク市内などATMの総数が多いエリアでは、アメリカ特有の「ジャックポット」という手口のハッキングトラブルが相次いでおり、注意が必要です。
★ アメリカで相次ぐATMハッキング手口「ジャックポット」とは
アメリカでは、ATM機器内にwindowsXPをインストールし、そこでシステム管理がなされていることが大半なのですが、これは最新のバージョンではありません。
このシステムの脆弱性に注目したハッカーたちが、セキュリティの抜け穴に付け入り、ATMの中に含まれる現金を盗む手口をジャックポットと呼んでいます。
被害件数や盗まれた金額は公表されていないものの、単独で配備されている「スタンドアローン型ATM」を中心に狙われやすいことが判明しているようです。
気になるスタンドアローン型ATMが設置される場所は、下記のとおり。
- 薬局(小型)
- デリ内
- 路上
- 大型小売店
- ドライブスルー
- ガソリンスタンド
こうした施設に置かれたATMの利用は避け、大手銀行に直行することをおすすめします。
また、スタンドアローン型のATMをどうしても利用しなければならない場合、自分以外にもう1人見張り役を付けることが大切です。
ジャックポットの手口を完璧に遂行するためには、1回のハッキングに20秒ほどかかり、その間に紙幣が40枚前後出金できるのだとか。
また、ハッカーたちは業者を装い、ラップトップPCを手に犯行に及ぶため、あなたがATMを利用する前に不審な者を見かけたら、迷わずそこのATMから離れましょう。
アメリカでは、日本円にして1,000円前後の安価な買い物でも、現金のほかにクレジットカード、電子マネー、小切手なども手軽に利用できるので、ATM利用を控えても当面困ることはありません。
本当に怖いのは現金を切らすことではなく、ジャックポットに気づかずにATMをまんまと利用してしまうことだと心得てくださいね。
また、ハッキング被害と同様、アメリカのATM利用にあたっては、スキミング詐欺(※)にも気をつけなければなりません。
こちらはガソリンスタンドのスタンドアローン型ATMが狙われやすく、被害総額は40万ドルにも上ります。
※スキミング被害:ATMなどの利用時にキャッシュカードを利用した際、暗証番号などが盗み取られる被害
スキミングに使われる偽のPINパッドは素人目には本物と見分けがつきにくいため、そもそもスタンドアローン型のATMを利用しないことで対策をとりましょう。
アメリカのATM利用に伴うリスクを紹介しましたが、基本的に銀行のATMだけを使えば被害に遭う心配はほとんどないといえるでしょう。
② タクシーの利用は安全?
アメリカのタクシーを利用する際、流しの車を呼び止めて乗車するのはおすすめしません。
指定の場所へ急ぎ向かうように伝えようものなら、初乗り料金(2ドル前後)やメーター料金(4ブロックごとに0.3ドル前後)とは別にチップを渡さないと要望を聞き入れてもらえないことが多いからです。
この背景には、「横暴な現地客の多さ」が関係しています。
たとえタクシードライバーがスピード違反を冒して走行したとしても、割安のチップしか支払わないということが相次いだため、運転手も厚意を示さなくなっていったのです。
移動手段としてタクシーを利用したい場合は、立ち寄ったレストランやホテルに依頼して手配してもらうのが安全です。
その際に、下記のような“覚えておきたいマナー”がいくつかあります。
- 配車依頼は丁寧に伝えよう ⇒「Could you call a taxi please?」
- 行き先を申告しよう ⇒「To Newyork city」「I want to go to the airport」
- 乗車人数は明確に伝える ⇒「for 3 people」「just for me」
- 荷物の個数を伝えよう ⇒「I will take one suitcase」「we have 2 luggage」
このような英語のフレーズを覚えておけば、「日本人観光客の中でもマナーが良い」と認識され、サービスがよくなることが大いにあります。
反対に、少しも英語が話せないままの渡航は、避けた方がよいでしょう。
現地のタクシーは、法律上、乗車させるか否かを人相から決めてもよいことになっているため、そもそも言語の通じない観光客の乗車は拒否されることがあるのです。
★ アメリカのタクシーをレストラン/ホテル以外で手配したい場合は…?
たまたま近くにレストランやホテルがないという場合でも、アメリカ人の間で頻用される『Uber(ウーバー)』アプリを使えば安全にタクシーを手配できます。
ただし、こちらは旅慣れている人や、出張でよくアメリカを訪れている人向けのツール。
下記のアプリ概要を渡航前に確認してみて、自分に合いそうな場合のみ使用しましょう。
Uberとは、北アメリカを中心にタクシーを手配できるスマホアプリです。
ホテルで手配するタクシーよりも料金が安く、会員登録しているドライバー数も圧倒的に多いため、手配してから目的地に到着するまでが早いのが特徴。
また、乗客の安全を第一に考えるため、チップ不要、ドライバーが親切というメリットがあります。
このように、Uberの利用はアメリカ人なら常識。
日本人観光客でも会員登録を済ませていることが多々あるので、万が一、近くの施設でタクシーの手配が難しい場合に利用してみるのも1つの方法です。
急ぎ向かいたいスポットがある人についても、Uberのタクシードライバーなら、迅速かつ安全に送ってもらえるので助かるはず。
③ 飲み物(水道水)や食べ物の衛生状態は大丈夫?
総じてアメリカの水道水をはじめとする飲み物や食べ物の衛生面は心配に及びませんが、やはり一部の地域では懸念部分が残ります。
下記より、首都・ワシントン、ニューヨーク、マイアミ、サイパン、ホノルルの5つの地域別に衛生事情をまとめてみました。
★ ワシントンの飲み水(水道)や食べ物の衛生状態は大丈夫?
緑豊かなワシントンでは、大気汚染による飲み水や食べ物への悪影響はみられません。
上水道を飲み水代わりに使ったり、シャワーを利用したりする分には問題ないとされています。
ただし、ポトマック川近郊のバージニア州、メリーランド州、一部ワシントンの地域では、富栄養化によって水道水の透明度の低下・ろ過障害などが生じているため、要注意。
また、農業排水、都市流出水、抗廃水などの沈殿汚染物の影響を受け、同地域内で飲み物・食べ物の衛生面の低下が危惧されています。
これを受けたアメリカ環境庁は、2019年にワシントン州の水質改善に308万ドルを費やすなど対策を行ってはいるものの、依然として飲み物(水道)や食べ物の衛生状態には懸念部分が残っています。
★ ニューヨークの飲み水(水道)や食べ物の衛生状態は大丈夫?
多くの観光客で賑わう人気都市・ニューヨークは、飲み水(水道)・食べ物ともに衛生上の問題はありませんが、各レストランの衛生管理においては注意が必要です。
通常、ニューヨーク市内で食品を扱うデリ、レストランなどでは、ABCのランク順に各店の衛生管理状況を提示しています。
- ランクA:減点数が13点以下(最高評価)
- ランクB:減点数が14点~27点以下(中級評価)
- ランクC:減点数が28点以上(最低評価)
ランクAに含まれるレストラン以外は、マイケル・ブルームバーグ前市長の制定した衛生評価システムに則った改善指導が検査員によって行われます。
その後、1ヶ月以内に再検査がとり行われ、前回のランクからの改善が見込めなければ、レストランの営業停止や閉店命令処分が下るようなシステムになっているのです。
ちなみに、ニューヨーク市内にある2万4,000軒のレストランのうち、2015年時点では、その9割5分以上の店舗がランクA評価を取得しています。
むろん、有名なマクドナルドやスターバックスなどは最高評価を維持し続けており、今後もニューヨーク市内の衛生管理は強化されていくでしょう。
★ マイアミの飲み水(水道)や食べ物の衛生状態は大丈夫?
アメリカのフロリダ州にあるマイアミは、中南米地域からの輸入が多く、その中に含まれる飲食物の衛生状態が劣悪な場合があります。
そのため、輸入品に混ざる不純物や細菌が原因で感染症にかかる人も少なくありません。
また、マイアミは年間を通して暑い日が続く亜熱帯気候。
このような気候の地域には、下痢や食中毒の元凶として知られるシガテラ毒魚が生息し、誤飲・誤食すれば感覚器官や消化器系異常などを併発する危険性があります。
マイアミでは、既に毎年2万人以上の患者がシガテラ毒魚による食中毒を訴えているので、免疫力が低下している際の水道水・輸入食品の摂取は避けましょう。
★ サイパンの飲み水(水道)や食べ物の衛生状態は大丈夫?
外務省のデータによると、サイパンの飲み水や食べ物に関する注意事項はありませんが、観光客の声によれば「ロタ島以外の水道水はNG」と記載されていることが多いですね。
そのため、アメリカ観光に不慣れなうちは、ミネラルウォーターを購入して飲むのが安全。
VolvicやEvianなど有名な銘柄も1ドル前後で販売されているため、のどが渇いたら売店でミネラルウォーターを購入するようにしましょう。
★ ホノルルの飲み水(水道)や食べ物の衛生状態は大丈夫?
ハワイ州にあるホノルルの飲み水や食べ物は、一般に安全とされています。
ただし、同地域内の軍関係施設以外では、水道水にフッ素化物は添加されていないため、虫歯ができやすい人は現地でミネラルウォーターを購入すべきといえるでしょう。
また、ホノルル市内でも衛生管理が行き届いていないレストランでは、シガテラ毒魚による食中毒が心配されています。
シガテラ毒魚は加熱調理しても毒素が分解されないので、いかなる調理法でも、同成分が付着した食品を口に入れた時点で体調不良を生じる可能性が高いのです。
現地のレストランに行く際は、真っ先に店外・店内の衛生管理状況をチェックしましょう。
④ 夜出歩いても平気?
日本の約20倍以上の土地面積を有するアメリカは、人種・宗教ともに多岐にわたります。
その中、「観光客として足を踏み入れた日本人は夜道でも安全に出歩くことができるのか?」という疑問は、旅慣れない人にとって真っ先に浮かぶでしょう。
実際問題として、同じアメリカ合衆国内でも貧富の差は年々広がりをみせており、異種民俗間での銃撃戦や暴行事件なども頻繁に起こっています。
また、一部のスラム街や住民の人種に偏りのあるブロックでは、外国人観光者を狙ったクレジットカード関連の犯罪も生じがち…。
こうしたことから、夜に出歩かなければならない場合、必ず車で移動することを心がけましょう。
ネット上に掲載されている記事では、「女性の夜道の1人歩きは男性を同伴しよう」などと言及されていますが、地域によっては、徒歩という手段がそもそも危険。
というのも、住民構成に偏りのある地域では、他民族を受け容れず、率先して危害を加えてくる輩は少なからずいるからです。
その場合、たとえ男性を連れて夜出歩いたとしても、トラブルが生じる確率は変わらず、危険と隣り合わせの状況といえるため、車移動をするに越したことはありません。
2.どの地域が危険?訪問予定の都市をチェックしておこう
世界各国の中でも上位の土地面積を有するアメリカでは、2013年時点でFBIに認知された犯罪発生件数は979万件。
このうち殺人、強姦、強盗、凶悪・暴力犯罪は、前年度より4.4パーセント減少しているものの、依然として116万件もの事件が起こっているのです。
日本からアメリカへ渡航する際は、どの地域が危険かを事前に調査し、訪問予定都市の安全確認を行わなければ、予期せぬ事件・事故やトラブルに巻き込まれる可能性があります。
そこで下記より、各地域別の危険性について治安問題を含めてお伝えします。
アラスカの治安
アメリカの最北端に位置するアラスカは、ほかの主要都市に比べて治安は良好です。
ただし、大自然に囲まれた地域のため、野生動物と遭遇する機会は少なくありません。
頻繁に目撃されるムース(ヘラジカ)をはじめとし、ヒグマ、オオカミ、トラなどの大型動物が生活居住区に出現する場合もあり、いずれも注意が必要です。
基本的にムースは人畜無害といわれていますが、前例では、道路に出現して人身事故に発展したケースがあります。
また、アラスカに出現し得る大型動物は、ムースを捕食する目的で生活居住区に姿を現すことがあるようです。
夜間帯に出歩いていると大型動物に遭遇しても気づかない観光者もいるため、アラスカに渡航する際は、野生動物絡みの事故やトラブルに気をつけてください。
ムースやクマなどを目撃した場合は、「アラスカ野生動物保護センター」に連絡しましょう。
★ アラスカの治安問題で心配なのは野生動物だけ…?
在アンカレジ出張駐在事務所によれば、2008年を境にアラスカでの暴行罪発生件数は2,647件であり、前年度と比べて10パーセントも増加しているとされています。
特に多く発生しているのは、強盗や傷害事件。
アラスカでは、冬になると日照時間が極端に短くなるため、それに伴い、犯罪発生率が高まることが予想されています。
一方で、最も凶悪な殺人事件は12件と暴行罪発生件数に比べて少なめですが、それでも被害者はいるわけですから、注意が必要であることに変わりはありません。
アンカレジ市内…北東部マウンテンビュー地区、東部マルドゥーン地区、ダウンタウン東部のフェアビュー区、ミッドタウンのスピナード区
上記以外の地域でも、ダウンタウンのホテルを中心に侵入盗難被害が生じたという前例があるほか、車両窃盗や複合犯罪が発生しているため、不審者に気づいた時点で警察署に連絡を入れましょう。
アンカレジ市内の住民は女性よりも男性が多いことから、暴力に発展しやすいのも事実。
アメリカ西海岸の治安(サンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトルなど)
アメリカ西海岸といえば、ドラマや映画のロケ地というイメージをもつ観光客が多いことで有名ですが、実は治安問題は年々深刻化している一面があります。
代表的な観光地であるサンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトルの3エリア別に犯罪件数などを見ていきましょう。
★ サンフランシスコ
ゴールデンゲートブリッジ、フィッシャーマンズ・ワーフ、各スポットにそびえる国立公園などで有名なサンフランシスコでは、短期渡航者を狙った犯罪が相次いでいます。
FBIの統計によれば、2013年の同地域において、暴力犯罪が7,064件、財産を狙った犯罪が48,324件、殺人が48件、強姦が161件ほど発生しています。
このうち殺人事件の発生率は前年度に比べて30パーセント以上減っているものの、サンフランシスコ市内で暗躍するギャング同士の抗争や発砲事件などの凶悪犯罪は未だに起こっています。
また、サンフランシスコ市内の治安問題において、日本人観光者が最も注意すべき犯罪は、ショッピングモールの駐車場内で起こる車上ねらい、バスや路面電車内でのスリ、レストランでの置き引きなどの軽犯罪です。
サンフランシスコ市内…ナイトクラブ周辺、裏通り、公共交通機関内、ユニオン・スクエア南西のテンダーロイン地区、マーケット・ストリート南部のサウス・オブ・マーケット(ソーマ)地区、ジャパンタウン地区の南部周辺
むろん、上記の地域の治安問題にだけ注意すればよいというわけではありません。
実際にサンフランシスコに渡航した日本人観光者のうち、何人もが市内全域の注意勧告の必要性を訴えています。
○ サンフランシスコ渡航者による治安問題に関する口コミ
レンタカー利用者は要注意!車の中には何も残してはいけません
サンフランシスコに住んでいる人々の中で、最も多い被害が車上荒らしです。車の窓ガラスを割られて、中の物を窃盗される被害がよくあります。車内には、バッグや備え付けでないナビはもちろんのこと、充電器のケーブルですら本体の存在を感じさせるので残してはいけません。ナパバレーやソノマカウンティにレンタカーを借りて行く方もいらっしゃると思いますが、サンフランシスコ市内に帰ったらすぐに返却しましょう。駐車場を見つけるのも一苦労なので、運転しない方がベター。
★ ロサンゼルス
「L.A.」の略称で多くの観光者に親しまれるロサンゼルスにも、絶対に近寄ってはならない場所が存在します。
約1,200平方キロメートルもの土地面積を有する同地域は、東京都内の約半分もの広大さ。
年間を通して温かく過ごしやすい気候が観光の醍醐味である反面、夜間帯の軽犯罪が多発しやすい場所とも言えるのです。
日中は人通りも多く、現金を持ち歩いていても安全にショッピングを楽しめますが、日没となれば話は別。
犯罪集団によるスリや置き引きをはじめとし、訪問するエリアによっては、命を落とす事件にまで発展する危険性があります。
実際に、ロサンゼルス市内の南部(サウス・セントラル)は貧民街であり、富裕層の財産強奪を目的とした殺人事件が年間100件以上も勃発しています。
そのほかの危険地域内では、ロサンゼルスタイムズでも取り上げられるような暴力事件も相次いでいるため、下記にリストアップされた場所には立ち寄らないこと。
ロサンゼルス市内…サウス・ロサンゼルス、スキッドロウ、コンプトン、チャイニーズ・シアター周辺、イングルウッド、ウィロウブルック、グリーンメドーズ、バーモントヴィスタ、ハーバードパーク、ミッドシティ、ソーテル、イーグルロック、ボイルハイツ、ウィルシャーセンター、ウエストモント、チェストフィールドスクエア、ハーバー、コリアタウン、アットウォーターヴィレッジ、レイマートパーク
★ シアトル
バンクーバーからバスで立ち寄れるシアトルは、アメリカ全土の中でも「家族とともに住みたい都市」の上位にランクインするほどの人気観光スポットです。
その反面、2013年以降から暴力犯罪や財産犯罪が後を絶たず、いずれも増加しています。
また、近年に報告された被害品として、音楽プレーヤーやスマホ、タブレット端末などが目立っており、こうした持ち物を手にシアトル市内を散策していると、犯罪者からターゲットにされやすいと言われているため、貴重品はバッグにしまっておく必要があります。
シアトル市内・ダウンタウン…ベルタウン、キャピトル・ヒル、ダウンタウン南部、シアトル市内、シアトル郊外
上記の危険地域内では、先にお伝えした犯罪のほかに、殺人、強姦、強盗、侵入窃盗、自転車の盗難、銃器発砲事件なども発生しているため、治安の悪いエリアには立ち寄らないことが鉄則です。
アメリカ西部の治安(ラスベガス、サンタフェ、セドナなど)
ミシシッピ川を目印に広がりをみせてきたアメリカ西部の代表的な観光名所としては、ラスベガス、サンタフェ、セドナなどがあります。
アメリカ全土の約半分の面積を占める西部には、土地開拓を記念して、セントルイスのゲートウェイが建てられたことで知られていますね。
しかし同時に、土地面積が広い分だけ、同地域内の治安問題も心配されているのです。
★ ラスベガス
大金の行き交うカジノを中心に富裕層が集まるラスベガスでは、金品の強奪事件が多数報告されています。
それもカジノ・ホテルの客室内において、利用者の就寝中に事件が発生することが大半。
また、ラスベガスの表通りは比較的安全でも、裏通りに1歩入った途端に薬物の売人や売春婦に遭遇する確率が高まり、泥酔した観光客などがトラブルに巻き込まれています。
外務省の海外安全対策ホームページ上でも、人通りの少ない裏通りには立ち要らないよう注意喚起がなされているほか、貴重品を足元に置くなどして警戒態勢を緩めないようにすべきであるという旨が記載されています。
また、カジノ・ホテルを利用する場合は、必ずチェーン・ロックをして部屋の内側からも施錠しましょう。
ラスベガス市内…ストラトスフィアタワー北側、ネバダ大学ラスベガス校周辺、ストリップ東地区・西地区、フレモント街周辺のダウンタウン地区
★ サンタフェ
ニューメキシコ州の首都であるサンタフェは、農業が盛んであるとともに鉱物資源も豊富。
同地域内にはUFOの目撃地とされるロズウェル町もあり、多くの観光者が訪問しています。
また、サンタフェにはギャラリーも多く、芸術家と遭遇するのも珍しくないのだとか。
このような地で発生しやすいトラブルといえば、軽犯罪です。
観光地ですれ違いざまに財布をひったくられたり、ギャラリーや博物館の展示品観賞に夢中になっているところを犯罪集団に狙われたりする危険性があります。
特筆すべき危険地域は外務省から公表されていないものの、芸術都市ならではの軽犯罪を十分に警戒しましょう。
★ セドナ
古代のネイティブアメリカンは、アリゾナ州の都市・セドナを神聖視しており、精神世界(スピリチュアル)にまつわる儀式を行うために同地域を訪れたという歴史があります。
今でいうところの、ヒーリング、生命エネルギー、引き寄せの法則などの発祥の地として考えられているのです。
そんなセドニーでは、凶悪事件による被害は少なく、スリや置き引きに注意しさえすれば、治安問題に悩まされることなく観光を楽しめる場合がほとんどです。
ただし、同地域内では車移動が主であるため、ドライバーの荒い運転による事故やケガには気をつけなければなりません。
アメリカ中部の治安(デトロイト、シカゴ、セントルイス、ダラス、ヒューストンなど)
アメリカ中部は、工業都市や自動車、高層ビルの目立つ金融の街。
観光ガイドにも同地域が発展した歴史について詳しく言及されており、旅行初心者もこぞって訪問予定都市に組み込むほど人気です。
ここでは、アメリカ中部の中でも代表的なデトロイト、シカゴ、セントルイス、ダラス、ヒューストンの5エリアの治安事情についてお伝えします。
★ デトロイト
ミシガン州南東部に位置するデトロイトは工業都市として有名であり、ダウンタウンに近づくほど超高層の商業施設ビルが目立ちます。
3大自動車産業の拠点としても知られており、フォード、ゼネラルモーターズ、クライスラーなどに興味のある車マニアが集結する観光地。
一方で、FBIが発表した犯罪統計によれば、デトロイト市内の凶悪犯罪件数は14,504件にものぼり、全米で最もトラブルが生じやすい街という危険な評判も見逃せません。
必ずしもデトロイト全域が危険地域に設定されるわけではないものの、特定のブロックに残る廃墟などが犯罪現場となるケースが多く見受けられます。
また、ゴーストタウン化している地域周辺には犯罪者集団(黒人)がたむろしていることが多く、薬物の売買などの違法行為も日常茶飯事といわれています。
一般に日本人観光客が訪れる総領事館や美術館、コンサート会場などでは凶悪犯罪は起こっていませんが、このような生活水準の高い場所での軽犯罪には注意が必要です。
デトロイト市内…ハイデルベルク、ゴーストタウン化している場所全般、郊外
★ シカゴ
イリノイ州北部中央に位置するシカゴは、アメリカとカナダの国境沿いにあるミシガン湖に隣接しており、こちらも観光スポットとしてお馴染み。
例年の最高気温は28.7度前後と温かく、春と秋がそれぞれ短いので、観光者が服装選びに困ることはほとんどありません。
そんなシカゴは、日本に比べて犯罪発生率が高く、2013年には11万件もの被害が出ています。
このうち認知されている限りでも、殺人、強姦、強盗、傷害などの凶悪犯罪が2万件ほど起こっており、不法侵入や窃盗などの財産犯罪は4万6千件ほど。
命の危険にかかわる犯罪の割合は多くないものの、シカゴ・ダウンタウンの南部および西部では、発砲事件が四六時中起こっているようです。
また、交通機関内でのスマホ、タブレット端末を狙った窃盗事件も生じるため、貴重品を手に持って歩くことはおすすめしません。
シカゴ市内・ダウンタウン…アーリントンハイツ、シャンバーグ、ホフマン・エステーツ、ユナイテッドセンターの西部周辺、チャイナタウン南西、シカゴ大学の南、CTA高架鉄道
★ セントルイス
ミズーリ州東部、ミシシッピ川とミズーリ川の合流点に位置するセントルイスは、人口600万人を誇る商業都市として有名。
セントジュヌビエーブやケープジラードを中心に教会などが立てられ、非常に美しい景観が魅力です。
こちらの治安事情について外務省から公表されている情報はありませんが、セントルイスと並び、鉄道産業でめざましい発展を遂げたイースト・セントルイスは危険。
日中から路上生活者や流浪者が徘徊しており、今やすっかりスラム街となり果てていて、レイプ被害や窃盗も多数報告されています。
★ ダラス
テキサス州北部に位置するダラスは、アメリカ全土の4番目に栄えている街。
自動車、航空、ヘルスケアなどの経済活動が盛んで、州の個人税が課せられていない自由な雰囲気が魅力です。
美術館やオペラなどの芸術面を楽しむ風習も浸透しているため、観光しやすいでしょう。
とはいえ、治安の面では不安があります。
移動手段として流しのタクシーを拾えば、メーター料金が最初から高く設定されていたり、スリ、違法薬物の販売などが行われていたりします。
道中は単独行動を控えるとともに、車移動の際は近くのホテルなどに手配させましょう。
★ ヒューストン
テキサス州南東部に位置するヒューストンは、アメリカ航空宇宙局NASAの拠点。
そのほか、遊園地に美術館、博物館にわたるまで観光スポットは多く、緑豊かなスポットも充実しているため、何度観光しても飽きがこないでしょう。
ただし、ヒューストン市内だけでも犯罪発生件数は13万1千912件とかなり多め…。
この背景として、テキサス州広域で銃器の使用が認められているという法律(キャッスル・ドクトリン)があります。
強姦、放火、不法侵入、強盗、夜間の窃盗、器物破損などから身を守るための殺傷武器としての使用が認められているため、重障害や加重暴行による被害が絶えないのです。
アメリカ東部の治安(ニューヨーク、ボストン、フィラデルフィア、ワシントンDCなど)
首都・ワシントンDCや観光都市・ニューヨークを含むアメリカ東部は、政治経済の中心街として多くの渡航者から支持されています。
また、ニューヨーク、ボストン、フィラデルフィア、ワシントンDC内の犯罪発生件数は少なく治安が良好だと認識する日本人観光客が多いのも特徴ですね。
実際のところ、4都市をアメリカ全土の犯罪発生率と比較した場合、治安は比較的良好で、安全な観光はある程度まで保証されています。
ただし、これらの地域内にも危険なスポットは混在しているのです。
○ アメリカ東部の危険地域
ニューヨーク | JFK空港、地下鉄、サウス・ブロンクス、ハーレム、ブルックリン |
ボストン | ニューベリー・ストリート、クィンシー・マーケット、ロックスベリー、ドーチェスター、マタパンダウンタウン、チャイナタウン、バックベイ、ボイルストン通り |
フィラデルフィア | テンプル大学周辺、サウス・ストリート、ダウンタウン |
ワシントンDC | キャピトル・ヒルの北側と南東、ワシントンDC北西地区 |
上記の危険地域では、ギャング間の抗争や銃撃戦のほか、爆破事件や麻薬販売なども常時行われているため、旅慣れた人や地元民でも避けて通ります。
また、首都・ワシントンDCでは財産犯罪が相次いでおり、ナイフを突きつけられての金品強奪も珍しくありません。
渡航の際に金品を手に持たないことは大前提ですが、お酒を飲み過ぎて酔っぱらったまま繁華街を歩くのも大変危険ですので、絶対にやめましょう。
アメリカ全土からみた都心部の犯罪件数は少なくても、やはり東京都に比べれば数倍の発生率が見てとれます。
アメリカ南部の治安(マイアミ、フロリダ、ニューオリンズ、アトランタ、オーランドなど)
子どもから大人まで大人気のウォルト・ディズニー・ワールドをはじめ、遊びの宝庫とされるアメリカ南部は、美しい海岸に面しており、サマーシーズンは観光客でごった返しています。
その中でも個性の光る街として観光名所に発展したのは、マイアミ、フロリダ、ニューオーリンズ、アトランタ、オーランドの5ヶ所。
各地域の住人は、南部独特の陽気さをもち、外国人観光客にとって非常に親しみやすいのが特徴です。
一方で、低所得層による車上狙い、置き引き、スリ、ひったくりなどの窃盗事件は絶えず、渡航者が安全対策なしに観光するのは難しいのが実情。
犯行が発生する時間帯は夜間から深夜帯にかけてが多く、現地でホームステイをする人は空き巣による被害にも注意しなければなりません。
また、ニューオーリンズに限っていえば、2014年における殺人、強盗、強姦、傷害の認知件数は3,770件であり、前年度に比べて27.15パーセントも増加しています。
この数値は、全米でもトップクラスに入る犯罪発生率のため、渡航前に危険地域を確認し、事件性のある場所には近づかないようにしましょう。
○ アメリカ南部の危険地域
マイアミ | ダウンタウンの北側、リトルハバナ、リトル・ハイチ、オーヴァータウン、リバティーシティー、オーパロッカ、アラパタ、ハイアリア |
フロリダ | フロリダ全域(ワニに注意)、ダウンタウン |
ニューオーリンズ | フレンチ・クォーター以外の全域 |
アトランタ | ダウンタウン、市内南西部周辺、深夜~早朝のガソリンスタンドやスーパーマーケット |
オーランド | バインランドアベニュー(夜間)、ウォルマート、ダウンタウン |
3.その他の注意点とは?アメリカ旅行で気を付けるべき5つのポイント
i. 宗教上のタブー
アメリカ国民が信仰している宗教は、キリスト教とユダヤ教の2種類であることが大半ですが、近年に入り、仏教、イスラム教、ヒンドゥー教徒も徐々に増えています。
だからといって、渡航先でいずれかの宗教に属さねばならないというルールはなく、信仰の自由は保障されています。
とはいえ、滞在先がホテルではなくホストファミリーの元である場合、しつこく宗教に加入するように勧誘されたり、礼拝や各種儀式への参加を強要されることがあるでしょう。
その際には、キッパリと拒否の旨を伝えるようにしてください。
また、日本人渡航者が気にしがちな「宗教の話題を出すこと」についてですが、これは特に問題ありません。
ただし、相手の信仰心を馬鹿にしたり、価値観を否定するのだけはやめてくださいね。
アメリカは銃社会です。
場合によっては、価値観を否定されたことがきっかけとなり、傷害事件や暴力沙汰にまで発展する危険性があります。
「信仰の自由とは何か」を考え、現地人に嫌み混じりに意見するのはNG。
ii. 文化におけるマナー
鎖国時代を経て、どこか他人行儀になりがちな日本人とは違い、アメリカ人は見ず知らずの人にも挨拶をする習慣が根付いています。
そのため、訪問先のレストランやカフェでは、入店直後に「Hi」と一言添えるのがマナー。
また、人の前を横切る際やエレベーターの乗り降りで混雑している場合は、「Excuse me」と声掛けをするのも常識です。
何の断りもなしに他人の行く手を阻むことは、マナー違反として忌み嫌われます。
むろん、「レディーファースト」の風習も取り入れて観光するのが望ましいでしょう。
- ピースサイン(手の甲を相手に向けた状態)…中指を立てるのと同義で下品
- 意思表示をしない…日本人特有の「空気を読む」はアメリカ人にとって不快
- 食器を持ち上げて食べる…皿はテーブルの上に置いたまま食事をするのがマナー
iii. 病気や感染症
外務省によれば、アメリカの衛生事情において特筆すべき懸念点はないと言及されているものの、病気や感染症にかかる可能性は少なからずあります。下記を参考にしてください。
ライム病 | ボレリア菌を内包するダニに刺されることで感染する。 アメリカ全土で2万5千件以上の患者が確認されており、メリーランド州やバージニア州など北東部への渡航者は要注意。 森林・草地に行く際は防虫剤を塗布し、肌の露出を避ける。 |
ウエストナイル熱・脳炎 | ウエストナイルウイルスに感染した蚊にさされることで感染する。 発熱、頭痛、筋肉痛、筋力低下などの症状が挙げられ、感染者の1~2割は死亡。 屋外に出る際は防虫剤を塗布し、長袖長ズボンを着用する。 |
トコジラミ | トコジラミは、床やベッドの隙間に巣くうカメムシの仲間。 それに血を吸われることで皮膚の赤みが生じ、完治まで2週間もかかる。 |
接触性皮膚炎 | ポイズンアイビーに接触することで、痒みと発疹が生じる。 皮膚科を受診して薬を処方してもらう必要がある。 |
このように、アメリカ渡航の際に感染し得る病気は多数あります。
防虫剤の携行や服装の工夫によって発症を免れることも可能ではあるものの、現地の医療費は高額であるため、渡航までに必ず海外旅行保険などに加入しておくことをおすすめします。
iv. チップ制度はあるか?
タクシーやホテル利用時に注意すべきなのは、「チップマナー」。
アメリカでは、どんなにサービス・素行の悪い相手にも、心付けをするのが常識。
そのため、「お金がもったいないから」とチップを支払わないのはNG。
また、当初の依頼よりも相手の業務量や負担量が増える場合は、要望を伝える前に相場以上のチップを支払うのがマナーです。
この点において、アメリカと日本とでは大きく価値観が異なるので、渡航者は必ず事前確認しておきましょう。
v. どんな服装がオススメ?
アメリカ西海岸地域にあたるロサンゼルスなどは、3月初旬から春の陽気が訪れるため、半袖・半ズボンでも問題なく観光を楽しめます。
一方、アメリカ東部を中心に訪問する予定なら、5月に入るまでは羽織ものが必要です。
続く夏時期のアメリカは、時折、激しい雷雨が降り注ぐこともあるため、レインコートを携行しておくのがオススメ。
また、6月~8月の間は飲食店内の冷房が効いており、肌寒く感じることもあるので薄手のシャツを鞄に入れておくとよいでしょう。
服装選びに苦労するのは、9月~11月の間にアメリカ旅行をする人たちです。
ニューヨークなどの中心街は、毎年夏が過ぎる時期にバラつきがあるため、日本の秋の気候を想定して渡航するのはNG。
半袖・半ズボンのほかに、羽織ものや薄手のアウターを携行してください。
12月~2月にかけてアメリカ旅行に行く場合は、防寒対策を徹底する必要があります。
冬のアメリカは、日本の寒さとは比べものになりません。
ウール素材のしっかりとしたアウターのほか、ダウンコート、ニット帽、マフラー、手袋なども必需品です。
情報は最強の防犯対策!しっかり準備して快適なアメリカ旅行を
今回紹介した治安情報はミーちゃんのアメリカ旅行の参考になりそうかな?
今まで治安っていっても、何を調べたらいいのか漠然としていたんだけど、旅行者には旅行者の調べるべき現地情報があったんだね!
アメリカでの観光中は持ち物やお金の管理には十分に注意して、万が一のことが起こったときにも身を守れるように海外保険にはちゃんと入っておきますっ
海外では日本の常識はほとんど通用しないから、情報こそが現地で自分の身を守る最高の防犯対策になるんだ!
ここで得た情報をしっかり参考にして、快適なアメリカ旅行に出かけてきてねっ!
というわけで、今回はアメリカへ旅行する前に必ず知っておいてほしい治安情報や防犯対策について紹介しました。
アメリカに限らず、ここで紹介した3つの治安情報はどこの国へ行く際にもぜひ調べておいてほしいこと。
正しい情報をしっかりと掴んで、最高の海外旅行を楽しんできてくださいね!
それでは、今回はここまでっ
それから自由の女神像が拝める世界経済の中心地『ニューヨーク』・・・
アメリカは全てが世界トップクラスで憧れるよねぇ~♡