みなさん、オーストラリアと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
カンガルー、ワイン、エアーズロック・・・
そうそう、僕が子どもの頃にセリフを覚えきるほど見ていたピクサー映画『ファインディング・ニモ』の舞台になったことでも有名です。
ほかにも、透き通った海や広大な大地を誇るオーストラリアには、旅行以外でも、ワーキングホリデーの目的地として選ばれることも多いですね。
しかし、これからオーストラリアへ出発する方のなかには、現地の治安は本当に大丈夫なの?と心配になっている方も多いのではないでしょうか?
・・・さておき。
これからオーストラリアへ出発する人にとっては現地の治安が心配だと思うけど、僕はオーストラリアに3ヵ月間滞在していてトラブルに遭ったことは一度もありませんでした。
一般的にもオーストラリアは治安のいい国だと言われていて、現地を歩いていてもビクビクする必要はほとんどないでしょう。
ただし、場所によっては暴行・傷害事件や強姦犯罪が日本と比べて数十倍も高い確率で発生しているエリアがあるので、事前の情報収集は絶対に必要です。
そこで、今回はこれからオーストラリアへ渡航する方が現地で必ず気をつけてほしい5つの注意点について詳しく紹介していくよっ
オーストラリアでの滞在を素敵なものにするためにも、出発前にぜひ参考にしてみてね!!
というわけで。笑 本記事がみなさんの旅のお役に立てれば幸いです。
オーストラリアってどんな国?まずは治安の最新動向をチェックしておこう
★ 基本情報 | |
首都 | キャンベラ |
言語 | 英語 |
通貨 | オーストラリア・ドル(AUD)※1AUD ≒ 80円 |
民族 | ヨーロッパ系(74.3%)、中国系(3.1%)、その他 |
宗教 | プロテスタント(30.1%)、カトリック(25.3%)、無宗教(22.3%) |
日本との時差 | 東海岸エリア(+1時間)、中央エリア(+30分)、西エリア(-1時間) |
今から約6万年前までのオーストラリアは、先住民による狩猟や採集で生活資源を確保し、日々の出来事はロックアート(壁画)に残していました。
1700年代後半に入ると、ヨーロッパ人がオーストラリアを自国の植民地にしようと目論み、次々と上陸を始めしました。
特に諸外国人の来航が集中したのは、同国の港湾都市であるシドニー。
その湾岸内には、キャプテン・クックやアーサー・フィリップらによって多数の植民地が建設されたのです。
こうした歴史的背景をもつオーストラリアに行けば、カンガルーやコアラなどの愛らしい動物が見られるほか、緑豊かな場所、エアーズロックやオペラハウスなど人気の世界遺産も拝めます。
むろん、夏場の観光ならオセアニアビーチを満喫するのも旅の醍醐味でしょう。
現地人以外の観光者は、自国とオーストラリアとの食文化の違いにも驚かされるはず。
フィッシュ・アンド・チップスやティムタム(チョコレート味のウエハース)などは口にしたことがあるかもしれませんが、「ベジマイト」はオーストラリアならではの食品です。
KRAFT社が開発した同商品は、現地人の朝食のお供。
パンやクラッカーなどに付けて食べるのが一般的ですが、中にはパスタソースとして使う人もいるほど浸透しています。
一見すると、カラフルな瓶やプラスチック製容器に入った「ピーナッツバター」のように見えるのですが、味は独特…。
原料は野菜や麦芽抽出物ですが、イースト酵母菌を使って発酵してあるため、納豆と同じくらい強烈なニオイがします。
このように、観光の楽しみが非常に多いオーストラリアですが、治安はどうなのか。
外務省の海外安全ホームページに掲載されたデータに基づいてお伝えします。
2019年12月時点において、オーストラリアの治安は安全だとされています。
危険情報や感染症に関する情報も特に告知されておらず、日本人観光者が渡航の際にトラブルに巻き込まれる可能性は極めて低いでしょう。
ただし、オーストラリアのケアンズ周辺を訪問する場合は、サイクロン“オーウェン”の影響で暴風、大雨、浸水、高潮が生じることが予想されているので、屋内の安全な場所を確保しておく必要があります。
どんなに治安に問題のない国でも、渡航者である限り、不測の事態は付きものだと考え、本記事内で順次紹介する安全対策を怠らないようにしましょう。
詳しい地域や勧告内容については、本ページ後半の『地域別 治安情報』で紹介していきます。
1.本当に安全?旅行者が初めにチェックしておきたい4つの項目
旅行者が最低限知っておきたい内容は次の4つです!
➀ ATMは安全に使える?
2019年7月には延べ7万人もの観光者が訪れたオーストラリアには、適材適所にATMが設置されています。
銀行をはじめとして、駅構内や商業施設内(ショッピングセンター)にもATM機器があり、東南アジア地域のように安全なATM探しをする必要性は少ないのです。
とはいえ、オーストラリア国内では、クレジットカード偽造による犯罪が相次いでいます。
ATM機器そのものに対する警戒心をもたなくても、自分が取引時に使用するカードの口座番号、暗証番号、名義などを盗み見されないようにしなくてはなりません。
★ オーストラリアで注意すべきATM周辺の犯罪と安全対策
犯罪者集団は、ATM機器で取引をしている人の背後に立ち、そこから口座情報などを巧妙に盗み見る傾向があり、得た情報をもとにクレジットカードを偽造して不正出金を行うのが目的だ。
ATMの前に立つときは、後ろに人影を感じないかを横目でさりげなく確認し、不審者がいる場合は順番を譲りつつ、その場を立ち去るのが望ましい。(警察に通報も可)
また、オーストラリアのATMは英語版で操作することが多いです。
言語がわからなくて取引をスムーズにできなければ、その分、犯罪者のターゲットに狙われる可能性も増えるので、渡航前にATMの使い方を確認しておきましょう。
- カードを挿入
- 「Please enter your PIN then press ENTER」:カードの暗証番号を入力後、ENTERを押す
- 現金引き出し(Withdraw)を選択後、引き出す金額を入力(ドル)
- レシートを受け取るか否かを選択し、カードと現金を抜き取れば取引終了
ATMでは、現金引き出し以外に、残高照会(Balance)取引も行えます。
クレジットカード付帯のキャッシング機能を使いたい場合は、普通口座(Saving Account)を選択の上、希望金額を入力すれば出金できます。
キャッシュカードによる取引と同様、カードと現金の受取り忘れに注意してください。
② タクシーの利用は安全?
オーストラリアのタクシーについても危険情報は出ていないため、日本と同じように乗り降りしていれば比較的安全です。
特にケアンズでは、運行しているタクシー会社が「ケアンズタクシー(Cairns Taxi)」1社だけなので、ぼったくり被害に遭う心配はしなくてOK。
ただし、オーストラリアのタクシーは、日本と違って自動ドア式ではないため、自分自身でドアの開閉を行います。
また、後部座席に乗車する場合もシートベルトの着用は必ずするのが義務です。
★ オーストラリアのタクシーの種類
- セダン/ステーションワゴン(最大4人乗り)
一般的なオーストラリアのタクシーの種類は、セダンかステーションワゴンです。
最大4人乗りの人数制限があり、セダンの場合は、スーツケース2つ以上を乗せるのは厳しいでしょう。セダンやステーションワゴンは、市街地の観光用に最適です。
- マキシタクシー(最大10人乗り)
5名以上での乗車を考えているなら、マキシタクシーを利用するのがおすすめ。
まとまった人数で現地の空港からホテルに向かう場合や、所定の場所に大荷物を運びたい場合に最適です。
- 車いす対応タクシー
足の不自由な人を連れての市内観光なら、車いす対応タクシーを利用してください。
運転手も車いすの扱いに慣れており、相手に気を遣わせずに旅行を楽しむことができるはずです。
★ オーストラリアのタクシーの料金相場
まず、オーストラリア全土と日本とのタクシー料金の相場を比較した場合、前者の方が割高になるケースが多いでしょう。
実際に渡航経験のあるブロガー情報などを当たってみると、オーストラリアのタクシーの相場料金がよくわかります。
- ケアンズのタクシー料金のしくみ
オーストラリア空港からケアンズ市内までタクシー移動する場合は、日本円にして2,000円~2,500円ほどかかると考えましょう。
平日の朝7時~9時までに乗車した人は、初乗り料金が2.9ドル(約300円)と格安ですが、深夜0時~早朝5時の間は6.3ドル(約700円)なので、日本と大差ありません。
また、土日祝日の初乗り料金は時間帯にかかわらず、4.3ドル(約500円)かかります。
- シドニーのタクシー料金のしくみ
オーストラリアの中でも一風変わったタクシー料金のシステムをもつのは、シドニー。
初乗り料金とは別に、乗車した時点で一律3.6ドル(約400円)が加算されるしくみになっていて、その後も1キロごとに2.19ドル(約250円)ずつ料金が増していきます。
また、22時~翌朝6時までは、初乗り料金にプラスで2.5ドル(約280円)の追加料金が加算されます。
③ 飲み物(水道水)や食べ物の衛生状態は大丈夫?
★ オーストラリアの飲み物(水道水)について
オーストラリアの水道水は飲み物として常用しても問題ありません。
発展途上国のように汚染物質が含まれる心配はないので、水道水を飲んだせいで感染症にかかるようなことはないでしょう。
ただし、同国の水質は地域によって硬水と軟水に分かれます。
- ブリスベン、アデレード…硬水
- メルボルン、パース、シドニー…軟水
上記のように、地域によって水質や味わいが異なるため、飲み慣れない場合は体調不良を起こす場合もあります。
反対に、現地の硬水(水道水)を飲んで便秘が解消されたという日本人観光者もいます。
「けど、いくら安全な水道水だとしても、設置場所によっては飲まない方がよいのでは…?」
初めてのオーストラリア旅行を控えた日本人の中には、こうした疑問をもつ人もいますが、基本的に“Drinking Water”と記載のある水道水なら飲んでも健康被害は出ません。
むしろ、現地人の中からペットボトルのミネラルウォーターを飲んでいる人を見つける方が大変でしょう。
オーストラリア人の国民性として「面倒くさがり」という特徴があるため、あえて飲める水道水を避ける性格の持ち主はいないのです。
★ オーストラリアの食べ物について
オーストラリアは食の安全に対する意識が非常に高く、ファンツ(選好注視法)に則って生鮮野菜・果実・精肉の品質管理を徹底しています。
ファンツとは、元々、乳児の視覚認知の測定法として用いられていました。
そこから派生し、人々の食材に対する購買意欲を掻きたてるための指針となったわけです。
こうした背景から、オーストラリアのスーパーマーケットなどで販売されている食べ物の安全面は問題ありません。
また、オーストラリアは世界的にも湿度が低く、雨の降る量も年間600ミリ未満なので、農作物に虫がつかないことでも知られています。
そのため、農作物を育てる過程で農薬を使う機会も少なく、無添加・無農薬野菜も数多く市場に出回っています。
安全性の高い食べ物を選び取るためには、「Made in AUSSIE」と記載されているものだけを購入するのがポイントです。
万が一、現地の飲み物や食べ物を摂取した後で具合が悪くなった場合、医療機関(GP:General Practice)に予約を取り、指定の日時に受診するのが基本。
通常の診察時間は、平日(月曜日~金曜日)の8時30分~17時までになります。
一部のGPは土日の午前中にも受診できる場合があるため、必要に応じて利用してください。
緊急性をともなう場合は救急車を呼ぶことも可能ですが、オーストラリアは全て有料。
飲食物の安全性を懸念する人は、海外旅行保険に加入してから渡航しましょう。
④ 夜出歩いても平気?
オーストラリアの中でも深夜営業のパブが多い繁華街では、週末の深夜帯を中心に、若者同士の暴力事件が起こっています。
お酒に呑まれて泥酔した勢いでの衝突と予想されているため、入用でもない限り、夜間の外出はしない方が身のためです。
その中でも、オーストラリア全土からみると、アデレードの夜が最も危険。
夜間の人通りが極端に減るため、邦人被害の事件が相次いでいるのが実情です。
過去の例では、同国に留学していた女子学生が行きずりの男に殺害された事件や、公園で読書中だった男子学生が2人組みの男に頭部を殴られ、カバンを強奪される事件が発生しています。
こうした凶悪犯罪に巻き込まれないよう、外務省からは、夜の1人歩きを避けるように注意勧告がなされています。
また、上記の事件例からわかる通り、「性別に関係なく被害者になり得る」という事実にも目を向けなければなりません。
- 酔っ払いの多いパブ沿いや繁華街
- 街路灯のない住宅街
- ゴミ捨て場や路地裏などの暗い場所
上記に該当する場所には、泥酔した人以外にも麻薬の密売人や凶悪犯罪者グループなどが徘徊しているケースが多いほか、テロリストの溜まり場になっていることも…。
ローカルのオーストラリア人でさえも、夜間は「ナイトライド(Nightride)」というバスやタクシーに乗車しての移動を心がけています。
旅慣れない日本人観光者は、決して夜の1人歩きを軽視してはいけません。
「複数人で徒歩移動することで犯罪に遭遇する確率を減らせる」と思い込む人もいますが、加害者側も集団で襲ってくるケースを想定すれば、その考えが間違っていることに気づくでしょう。
2.どの地域が危険?訪問予定の都市をチェックしておこう
オーストラリア全土の中でも日本人観光客の多い場所では、犯罪発生率が少ないのですが、東西南北に少し進んだだけで、その事実は一変します。
どこからどこまでが安全なのか。
あるいは、どの地域が危険なのか。
この2つの観点から犯罪に巻き込まれる可能性を改めて想定しなければ、あなたも事件やトラブルの被害者となるでしょう。
ここからは、オーストラリアの各地域別に危険情報をお伝えします。
訪問予定の都市で発生している犯罪については、渡航前に必ずチェックしてくださいね。
ノーザンテリトリーの治安(ダーウィンなど)
オーストラリアの観光名所であるエアーズロック(ウルル)がそびえるノーザンテリトリーは、同国全土の中でも犯罪発生率が低いとされ、毎年多くの日本人渡航者が訪れます。
この界隈は、先住民アボリジニの聖地とも呼ばれており、大自然に囲まれた地域です。
ノーザンテリトリーの治安のうち、最も注目されやすい都市はダーウィン。
『種の起源』の著者であり、イギリスの科学者でもあるチャールズ・ダーウィンのラストネームを取って付けられ、カカドゥ国立公園観光の基地にも設定されている街ですね。
そんなノーザンテリトリーで起きやすい犯罪は、殺人、暴行・傷害事件、窃盗。
過去5年間をさかのぼってみた結果、ほぼ同率で発生していることが判明しています。
ただし、これらの犯罪は、アボリジニコミュニティ内で事件化することが多いため、観光客への被害は少ないのが実情です。
とはいえ、不用意に先住民が集まる場に行けば、犯罪被害に遭う可能性があります。
下記に記載された危険地域には絶対に足を踏み入れないこと。
- ミッチェル・ストリート(Mitchell Street)…若者同士の喧嘩・抗争が多い
- ダーウィン市内の海…ワニ、サメ、毒クラゲなどの有害な動物が生息している
- ノーザンテリトリー全土で危険指定された川…人を襲うワニ(ソルティ)の生息地
- 観光客の集まるロックス、オペラハウス、ダーリングハーバー…すり/置き引き発生
- キングスクロス、セントラル駅周辺…飲酒の絡んだ暴力事件が相次いでいる
- バックパッカー向けホテル、シェアルーム…盗難に遭いやすい
すり、置き引き、盗難事件が発生しやすい場所では、自分の手荷物から決して目を離さず、不必要に夜出歩かないようにしてください。
トラブルに巻き込まれた場合は、「000」番に電話をかければ警察につながります。
クイーンズランドの治安(ケアンズ、ゴールドコースト、ブリスベンなど)
約600近くもの島々で構成されるグレートバリアリーフをはじめ、年間300日以上の晴天が続くゴールドコーストは、クイーンズランドに位置します。
ここは、日本に一番近いオーストラリアの北の玄関口で、毎年多くの観光客で賑わいます。
しかし治安面で完全に安心することはできず、在ブリスベン総領事館に届け出のあった被害申告のうち、車上荒らしや置き引きなどの屋外で発生する盗難事件が非常に多いという事実があります。
そのほか、地域によっては、強姦事件や獰猛な動物や高潮に襲われたことによる水難事故も相次いでいるため、依然として警戒態勢を緩めるわけにはいきません。
さらに外務省によれば、2015年11月までの1年間でクイーンズランド州の警察本部が認知した犯罪件数をもとに、同州と日本の人口10万人あたりの犯罪発生率を比較した場合、下記のような統計結果が算出できます。
- 殺人 … 約1.25倍
- 強盗 … 約24.2倍
- 強姦 … 約34.4倍
- 窃盗 … 約5.8倍
- 暴行傷害 … 約16.6倍
これらの数値からわかるとおり、クイーンズランドの犯罪発生率は日本に比べてはるかに高いことが見て取れます。
本項では、クイーンズランドの中でも観光客の多いケアンズ、ゴールドコースト、ブリスベンの3地域の治安問題についてお伝えします。
★ ケアンズの治安
ケアンズといえば、グレートバリアリーフまでの船が出航する地域であり、世界最古の熱帯雨林に囲まれた片田舎です。
人口はわずか16万人と少なく、海外からの移住者が落ち着いた暮らしを求めてケアンズを訪れることもしばしば。
このような人口の少ない地で犯罪が起こる可能性は少ないと考える観光者もいるでしょう。
しかし実際のところ、手荷物をどこかへ置き忘れれば回収はまずできませんし、財布を落として交番に行っても見つかる可能性は限りなく低いのです。
外務省から指定された危険地域はないものの、いち個人として貴重品の厳重管理はすべき。
また、空港、ホテル、ロビーでの携行品の盗難事件も発生していることから、カバンを床、カウンターの上に置いたまま会計などをしないようにしてください。
★ ゴールドコーストの治安
全長60キロにも上る広大なビーチを保有するゴールドコーストは、サーファーパラダイスとして有名です。
日本の海に比べて水質や透明度が高く亜熱帯気候であるため、年間を通して半袖・半ズボンで過ごせるほどに暖かく、バカンスを満喫する若者カップルや留学生も数多く訪れます。
メインビーチで海水浴やサーフィンをし、ニール・シャン・パーク、シェブロン・アイランドの橋、オーキッドアベニューで観光写真を撮るのが楽しみだという日本人観光客は多いものの、これらのスポットはすべて危険地域だと知っているでしょうか。
現地旅行会社のツアーコンダクターの多くは、ゴールドコーストで生じやすい薬物犯罪、遊泳中に起こる水難事故、車上狙いなどへの注意喚起を口コミサイトに掲載しています。
ゴールドコーストのビーチを堪能したい日本人旅行者や留学生は、渡航前に必ず下記の情報を参照し、危険地域で発生しやすい事件・事故を認識の上、指定の安全対策をすべき。
○ ゴールドコースト全土で注意すべき危険情報
危険情報(犯罪名) | 被害の特徴 | 安全対策 |
遊泳事故 | 安全遊泳区域を無視したことで、水難事故に遭う若者が多い。 | 赤と黄色の旗が立つ地点から逸れずに泳ぐ。 |
薬物犯罪 (スパイキング) |
ナイトクラブなどで女性の飲み物に薬物を盛って強姦を目論む。 | 夜19時以降は複数人で行動。 飲み物から目を離さない。 |
車上狙い | テーマパークなどの駐車場で、金品強奪目的の車上狙いが頻発。 | ドアロックを必ずする。 貴重品は置いていかない。 |
○ ニール・シャン・パークで注意すべき危険情報
夜の公園は近づかないようにしよう
サーファーズ・パラダイスのバスターミナル、トランジットセンターの上にあるニールシャノン・パークからペリーパークは道をはさんで2つ隣同士の位置にあります。どちらともお昼は気持ちのいい公園ですが、夜になると人気もなく、過去にはナイフなどで脅されたり、女性が襲われる事件も起きています。ペリーパークからワトソン・エスプラネード沿いも暴行などが報告されている通りですので、特に夜は近寄らないようにしましょう。
観光地として知られる公園内も、夜間は危険で一杯です。
オーストラリアの中でも貧困層と富裕層がいるのは当然のことで、夜間に街中を出歩けば、貴重品管理の甘さや監視不十分というのは命取りになることが多々あります。
そのほか、犯罪はグループ単位で行われるケースもあるため、夜間に外出が必要な場合は、必ずバスやタクシーを利用することで安全対策を徹底すべきです。
上記のような事件に注意すべきエリアは、ニール・シャン・パークのほか、シェブロン・アイランドの橋やオーキッドアベニューも含まれます。
★ ブリスベンの治安
「サンシャインシティ」という別名をもつブリスベンは、ゴールドコーストと同じく亜熱帯気候で温かな地域です。
ブリスベンの街並みは中心部に高層ビルが密集しており、勉学や語学留学が盛んです。
同じ地域でも片田舎と都会の両方の雰囲気を併せ持つ点が魅力的ですね。
気になる治安問題も、現地在住者によれば「日本やアメリカに負けじと安全」といわれていますが、外務省が公表した2015年5月下旬の犯罪被害は見逃せません。
この日、ブリスベン市内の公園で法人が複数の男に取り囲まれ、顔面を殴られた上に、所持品を強奪される事件が起きています。
犯人の少年らは後日逮捕されましたが、犯罪組織や集団は尽きないため、時間帯を問わず、単独行動は控えるべきでしょう。
また、貴重品を携行できない場合も、友人などと交替で貴重品を監視するのが鉄則です。
ニューサウスウェールズの治安(シドニー、キャンベラなど)
オーストラリア南東部に位置するニューサウスウェールズは、首都・キャンベラと州都・シドニーなどの観光地で知られています。
海岸沿いに建つ都市や国立公園をはじめ、内陸部にそびえるブルーマウンテンズ、熱帯雨林、奥地に佇むアウトバックなど見所満載。
そんなニューサウスウェールズの犯罪発生率は、日本の約数十倍にも上ります。
過去の事件例を調査した結果、特に多くみられるのが暴行・傷害事件だと判明しました。
また、これ以外にも薬物犯罪が増加傾向にあり、覚せい剤の所持に至っては、2015年の末日までの2年間で、約25パーセントも犯罪発生率が増えています。
ここでは、シドニーとキャンベラの2都市の治安問題や危険情報をたどります。
★ シドニーの治安
過去の五輪開催地であるシドニーは、世界遺産に指定されたオペラハウスのある場所。
海を跨いだ先にみえるオペラハウスは、まるで水上に浮かぶヨットのように幻想的です。
ブルーマウンテンズ国立公園やエアーズロックで観光を満喫した後で、夜間のリラックスタイムを設けようと音楽鑑賞を楽しむ日本人も多くみられます。
一方、昼夜問わずシドニーの街中で発生する盗難被害は、年々深刻化しています。
過去に日本人観光客が犯罪に巻き込まれた件もあり、その様子は外務省の海外安全ホームページに挙がっています。
- 強盗事件:シドニー中心部の自宅に帰る途中、跡をつけてきた男にカバンを強奪された
- 盗難事件:同都市内のレストランで食事中、隣の席に置いていたカバンを盗まれた。
このような盗難事件以外でも、現地在住者(日本人)、自宅を留守にしていた間に大型テレビや現金をごっそりと盗まれていた事例があります。
当然ながら、自宅を留守にする間は施錠をしているはず…。
にもかかわらず、こうした悪質な盗難事件が相次いでいるのです。
シドニーのホームステイ先やホテルに滞在する際は、期間によらず、貴重品は置いていかないようにしましょう。
外出時には施錠を徹底し、帰宅後はドアロックをしてから休むことで安全対策を行ってください。
また、レストランなどで隣の席、テーブルの上、カウンターに貴重品を置くのはNG。
大事な物は必ず携行し、背後から忍び寄る犯罪者への警戒も怠らないようにしましょう。
○ シドニーで注意すべき危険情報
危険情報(犯罪名) | 被害の特徴 | 安全対策 |
スリ・ひったくり | 昼夜問わず、観光客や現地人が突然殴られ、財布などを強奪される。 | カバンを斜め掛けし、貴重品をジッパー付の内ポケットに収納しておく。 |
暴力事件 | オックスフォード・ロード界隈のナイトクラブで暴力交じりの喧嘩が多発する。 | 夜間は徒歩を避け、バスやタクシーで移動する。 |
薬物犯罪 | ダーリングハースト・ロード界隈で薬物中毒者に違法ドラッグを売りつけられそうになる。 |
- ミッチェル・ストリート(Mitchell Street)…若者同士の喧嘩・抗争が多い
- ダーウィン市内の海…ワニ、サメ、毒クラゲなどの有害な動物が生息している
- ノーザンテリトリー全土で危険指定された川…人を襲うワニ(ソルティ)の生息地
- 観光客の集まるロックス、オペラハウス、ダーリングハーバー…すり/置き引き発生
- キングスクロス、セントラル駅周辺…飲酒の絡んだ暴力事件が相次いでいる
- バックパッカー向けホテル、シェアルーム…盗難に遭いやすい
★ キャンベラの治安
キャンベラ(Canberra)は、オーストラリアの先住民アボリジニが制定した都市名であり、「人々が集う場所」という意味合いをもちます。
一方で、カンガルーやコアラを目にする機会の多いシドニーや世界遺産の集まる他の都市に比べて、キャンベラ旅行を企てる旅行者は少ないのが特徴です。
オーストラリアの首都がキャンベラである事実も、日本人観光客の間で浸透していない傾向がありますね。
そんなキャンベラの治安は、日本と比較すれば、犯罪の種類によっては発生率が高くなることもありますが、比較的良好といわれています。
とはいえ、車上荒らしや家宅侵入被害は絶えません。
前者に関しては、アパートの駐車場内で約10台もの車が車内を荒らされ、中には、助手席の窓ガラスを巧妙に切り取られ、カーナビや貴重品が盗まれたという事例もあります。
後者の場合、3階建ての家屋のドアが犯罪者によってこじ開けられ、貴金属やOA機器が盗まれるという事件が起きました。
しかもこの侵入された家は、セキュリティ対策を万全に施していたのだとか…。
外出先から帰宅した際に、何者かが侵入した形跡を見つけ、被害者から同州の警察に通報があったようです。
こうした事実から、施錠や安全対策を講じた宅内であっても、貴重品を置いておくのは危険だと推察できるでしょう。
ビクトリアの治安(メルボルン、タスマニアなど)
オーストラリアの中でもヨーロッパの雰囲気や街並みが色濃く残るのが、ビクトリア。
同州のうち、メルボルンは、散歩に最適な公園や舗道も整備が行き届いており、タバコのポイ捨てをすれば200ドルもの罰金を支払わされるほど、環境管理が徹底されています。
また、タスマニア島は、オーストラリア南東部から240キロ離れた海上に浮かび、日本の北海道より少し小さいくらいの面積です。
タスマニアの地形がリンゴに似ていることから、現地人の間では、「アップル・アイランド」なんて呼ばれることもあるようですよ。
ここでは、観光主要都市であるメルボルンとタスマニアの危険情報をお伝えします。
★ メルボルンの治安
ビクトリア州の中でも都心部にあたるメルボルンは、世界一住みやすい街とされ、博物館やIMAX(世界第3位の大きさを誇るスクリーン)があります。
天候は日本と同様に四季折々ですが、南半球に位置するメルボルンの季節の順番は正反対。
芸術と自然に囲まれた市街地から車を20分~30分走らせれば、ビーチにも行けます。
メルボルンには、古きよき時代のヨーロッパを彷彿とさせる地域と、近代的な建物の並ぶ地域が混在しているのです。
こうした魅力に惹かれ、観光客の多くは、初めてのオーストラリア旅行にメルボルンを選ぶわけですが、都心部なだけあって犯罪も同地域に集中しています。
現地在住者の視点からみれば、体感治安は日本とさほど変わりないようですが、一部の危険地域では、窃盗被害や薬物犯罪が右肩上がりに増えています。
○ メルボルンで注意すべき危険情報
危険情報(犯罪名) | 被害の特徴 | 安全対策 |
窃盗 | レストランやカフェで食事中に カバンを盗まれる。 |
カバンは食事中であっても、 自分の懐に抱えておく。 |
スリ | トラム内や買い物中にカバンに 入れた財布を盗まれる。 |
カバンは斜め掛けにし、 身体の正面にもつ。 |
振込詐欺 | インターネットバンキング利用時の送金詐欺が多発。 | 安易な送金は避ける。 |
★ タスマニアの治安
野生動物や自然の多いタスマニアは、氷河が解けたことによって、オーストラリア大陸から分裂した小さな島。
氷河期から人類が誕生したことを証明する石器や岩壁画も多数発見されており、先人たちが残したものは現在も複合遺産に指定されています。
そんなタスマニア州では、目だった危険情報は提示されていません。
1996年にポートアーサーで銃乱射事件が起きてからは、凶悪犯罪は生じておらず、治安は安定しています。
ただし、車上荒らし、ひったくり、家屋侵入後の窃盗、夜間の市街地での器物破損は依然として起こっているため、貴重品の管理と19時以降の外出には注意が必要です。
南オーストラリアの治安(アデレードなど)
別名「教会の街」と呼ばれるアデレードなどが含まれる南オーストラリアは、市内中心部ですべての生活必需品を調達できるほどにコンパクトで整頓された街です。
こうした利便性の高さから、外国人留学生の多くが集い、同地域の文化や芸術について広く学んでいます。
アデレードは、メルボルンとセットでツアーを組まれることが多く、観光者は芸術だけでなく、ワインのテイスティングを楽しみに南オーストラリアを訪れることが多いのです。
その分、アデレードの繁華街では、夜間を中心に酔っ払い同士の暴力事件や喧嘩が起きやすい特徴があります。
外務省が危険地域に指定している場所といえば、ヒンドリーストリートおよびその周辺。
また、市内全域では、路上強盗、自動車の盗難事件、店舗への押し込み強盗、ATM機器付近でのひったくりなども発生しているため、手荷物やマイカーから目を離さないようにしなければいけません。
また、アデレードはコンパクトな街だけに、地形や周辺情報の把握がしやすく、犯罪者のテリトリーとしては申し分ないので、昼夜問わず、独り歩きは避けましょう。
過去の凶悪犯罪例として、女子留学生(日本人)が行きずりの男に殺害された事件が発生しています。
被害に遭っても誰かに通報してもらえるよう、複数人で行動するのが1番の安全対策になります。
西オーストラリアの治安(パースなど)
天然資源の発掘によってめざましい発展を遂げたパースは、西オーストラリア地域で最も晴天が多く、のんびりと流れるスワン川が魅力の都市です。
日本人観光客の中には、老後の移住先としてパースを選ぶ人も少なくありません。
別名で「楽園都市」と呼ぶ者もおり、群青の空模様や水平線に向かって落ちる夕日は絶景。
そんな西オーストラリア地域で発生している犯罪の種類は、路上強盗、空き巣、車上狙い。
鉄道駅からの帰宅途中に被害に遭う人や、繁華街の人混みの中で貴重品を盗まれる観光客もいます。
また、現地人在住者の間では、DV(ドメスティック・バイオレンス)も蔓延中…。
夜間に出歩けば、精神的に不安定な加害者側からとばっちりを受ける可能性もあるため、不用意に街中へ繰り出さないようにしてください。
ここ最近では、20時頃に発生した強盗事件が記憶に新しいですね。
日本人の女子学生8名が、パース中心部のバス停でバスを待っていたところ、そのうちの1名が2人組みの男にカバンを強奪されたのです。
観光だからと気を緩めていれば、こうした事件に巻き込まれる可能性が上がるため、常に周囲への警戒を怠らないように。
- バス停…強盗、ひったくりによる被害が多発
- ロッキンハム地区のビーチ駐車場…過去に車上荒らし被害が発生した
- フリーマント地区周辺の住宅街…過去に家屋侵入・窃盗が発生
オーストラリア中央部の治安(アリススプリングスなど)
オーストラリア中央部に位置するアリススプリングスは、エアーズロックに最も近いため、世界遺産をリーズナブルな価格で観ようと考える旅行通が集う場所といえます。
現地に滞在した経験のあるブロガーの中には、「アリススプリングスは何もない」という人もいますが、カントリーロードらしさの残る景色には定評があります。
気候はとにかく乾燥していて、平均気温は30度前後であるものの、体感気温はそれ以上。
そんなオーストラリア中央部で多発している犯罪は、先住民アボリジニ絡みの暴力事件や盗難事件ですね。
夜間に女性が1人で出歩いていたところ、アボリジニに襲われたという報告も挙がっています。
また、バックパッカーを狙った金品の盗難も頻発しているため、旅慣れた渡航者も今1度貴重品管理への意識を高めなければなりません。
他方では、アリススプリングスからダーウィンに通じるスチュアートハイウェイで重大事故が発生しています。
視界が悪い夜間帯にタクシーなどで移動する際は、ドライバーの質も加味しなければならないため、ホテルやレストランで車を手配してもらいましょう。
3.その他の注意点とは?オーストラリア旅行で気を付けるべき5つのポイント
i. 宗教上のタブー
結論からいえば、オーストラリアで宗教上のタブーを気にする必要はほとんどありません。
総人口のうち61パーセントがキリスト教、10パーセントがイスラム教、ヒンドゥー教、ユダヤ教に所属していますが、近年は無宗教の割合が増えています。
ただし、オーストラリアの国民性を考慮した上で注意すべきことは「メイトシップ」。
メイトシップとは、階級、役職、所属にかかわらず、全人類を友とする価値観です。
いわゆる平等主義の一環であり、民族性や肌の色などによって差別をすることは厳禁。
また、宗教上のタブーだけに限らず、喫煙マナーは守りましょう。
指定場所以外での喫煙や歩きタバコは毛嫌いされるほか、それぞれの地域別に刑罰に処せられます。
ii. 文化におけるマナー
★ 仕事文化におけるマナー
オーストラリアへの旅行期間を長めに設定している場合、資金を稼ぐために現地の仕事をする人もいます。
そこで心得ておきたい文化におけるマナーといえば、「残業はしないこと」。
日本では残業は日常茶飯事のように行われていますが、オーストラリアでは仕事に関する法令が厳しく、仕事効率を落とす残業を良く思わないのです。
そのため、心身ともに疲弊した状態でもなお、仕事に明け暮れる風習はありません。
★ 水文化におけるマナー
アリススプリングスをはじめとし、オーストラリアの気候は乾燥しがちです。
そのため、誰にも平等に行き渡るだけの水分量を常に確保するため、シャワーの時間を限定するのがマナーとなっています。
日本にいた頃のように制限なく水を出しっぱなしにするのもタブーなので、必要最低限の水を桶に組むなどして節水の意識をもちましょう。
★ 酒文化におけるマナー
オーストラリアのナイトクラブは観光客の間でも大ブームを巻き起こしていますが、実は酒の飲み方についても決まりごとやマナーがあります。
日本でよく見かける「電車・新幹線・路上での飲酒」は、オーストラリアではNG。
公共の場で酒の臭いを漂わせることはスマートでなく、暴力や騒動の引き金になり得るとされ、敬遠されているのです。
一部スラム街や路地裏などでは、麻薬中毒者や先住民らが飲酒をしている光景を目撃するかもしれませんが、渡航者は法律に則って店内でのみ飲酒をしましょう。
iii. 病気や感染症
先進国であるオーストラリアでは、特定の病気や感染症にかかる心配はありません。
ただし、首都・キャンベラを訪問する人は、乾燥性皮膚炎を発症する可能性があるため、渡航前に保湿クリームを備えておきましょう。
また、風邪、腹痛、外傷、妊娠などによって現地の医療機関を受診する場合は、事前予約をした上でGP受診をするところから始まります。
日本で指定難病、専門性の高い病気だと診断されている場合にも、手順は同じです。
症状の進行度合いを測るために検査を受けたり、レントゲンを撮る場合にも依頼状が必要なので、海外旅行保険に加入の上、現地の医師の指示に従ってください。
★ オーストラリア旅行時の健康上のアドバイス
外務省の海外安全ホームページにもあるように、オーストラリアの気候は乾燥しがち。
12月~2月にかけての夏場は、適度に水分補給をしないと熱中症や脱水症状を起こします。
反対に、6月~8月にかけての冬場は湿度が低いため、加湿器を導入するなどの対策をとらないと風邪やウイルス性胃腸炎などにかかりやすくなります。
そのほか冬季には、南半球流行型インフルエンザが蔓延し、9月~10月頃にかけては、芝花粉による花粉症に悩まされる患者も増えるため、処置については現地のGP医師や薬剤師に相談しましょう。
iv. チップ制度はあるか?
基本的に、オーストラリア内でチップを支払う義務はありません。
しかしシドニー五輪を境に、一部レストランや施設において、クレジットカードのスリップ用紙に「Gratuity(チップ欄)」を設けるケースが増えているのが実情。
その傾向は都市部を中心に強まっており、チップを支払わない観光客は白い目で見られることもあるので、オーストラリアのガイドブックに記載がなくても、心付けとして一定額のチップを支払っておくのが無難でしょう。
- ホテルなどで荷物を運んでもらった場合 … 2ドル~3ドル
- チェックアウト時にホテルのフロント係に支払うチップ … 2ドル~3ドル
- ピローチップ … 個人差はあるが、心付けとして1ドル~3ドル程度
- レストランで飲食した場合のチップ … 会計総額の10パーセント~15パーセント
- タクシードライバーに支払うチップ … 会計総額の10パーセント程度
こうしたチップ用に小銭を用意しておくことも忘れないようにご注意を。
渡航前に日本円をドル換金するのも1つの手ですし、現地のATM機器で引き出すのもOK。
ただし、スタンドアローン型ATMは、スキミング被害やひったくり被害に遭いやすいので、銀行など人目のある場所で現金の引き出しを行いましょう。
v. どんな服装がオススメ?
春夏秋冬に合わせた服装選びをするのは海外旅行の基本ですが、オーストラリアへ渡航する場合は、夜間の冷え込みに合わせて羽織ものを備えておきましょう。
オーストラリアは総じて、年間を通して温かい地域ですが、日中から夕方にかけての気温差が激しい特徴があります。
また、台風やスコールに備えてレインコートを携行することも忘れないでください。
空気の乾燥にともなう風邪予防や皮膚炎予防のために、ベースボールキャップ・ふちの広い帽子、マスク、薄手のシャツなどを備えておくのもおすすめです。
携行品としては、こまめな水分補給をするためのタンブラー(水筒)、ペットボトルのミネラルウォーターのほか、保湿クリーム、UVカット用の日焼け止め、眼膜保護用に適したサングラスを持ち歩くとよいでしょう。
情報は最強の防犯対策!しっかり準備して快適なオーストラリア旅行を
今回紹介した治安情報はミーちゃんのオーストラリア旅行の参考になりそうかな?
今まで治安っていっても、何を調べたらいいのか漠然としていたんだけど、旅行者には旅行者の調べるべき現地情報があったんだね!
オーストラリアでの観光中は持ち物やお金の管理には十分に注意して、万が一のことが起こったときにも身を守れるように海外保険にはちゃんと入っておきますっ
海外では日本の常識はほとんど通用しないから、情報こそが現地で自分の身を守る最高の防犯対策になるんだ!
ここで得た情報をしっかり参考にして、快適なオーストラリア旅行に出かけてきてねっ!
というわけで、今回はオーストラリアへ旅行する前に必ず知っておいてほしい治安情報や防犯対策について紹介しました。
オーストラリアに限らず、ここで紹介した3つの治安情報はどこの国へ行く際にもぜひ調べておいてほしいこと。
正しい情報をしっかりと掴んで、最高の海外旅行を楽しんできてくださいね!
それでは、今回はここまでっ
カンガルーが道端をぴょんぴょん跳ねて通るっていう話も聞くし、とっても可愛いよねっ♡