多くの人が一度は抱いたことのある夢、それが世界一周旅行ではないでしょうか。
まだ見たことのない街並みや知らない文化、ギョッと驚く珍グルメや素晴らしい出会いの数々、、、
想像するだけでも心が躍る体験です。
しかし、そこで1つこんな疑問がわいて来ます。
そう、それは「世界一周にはどれくらいのお金がかかるの?」ということ。
一般的に、世界一周旅行の相場は1年間で150~200万円と言われています。
しかし、本当にこの金額は正しいのでしょうか?
もし正しいのだとしたら、どんなことにどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
これらの疑問への答えは、6人のバックパッカーの世界一周旅行の実費を分析することで明らかになりました!
だから、今回の調査結果はすっごく気になります!!ぜひ教えてくださいっ♡
というわけで、本記事が世界一周旅行に行ってみたいと考えている方のお役に立てれば幸いです。
実はシンプル!世界一周で発生する4つの出費とは?
旅行中は、どういうことにお金を使ったの?
学生だったから当然、貧乏旅行になったわけだけどね笑、、、
ただ、世界一周でお金がかかるポイントっていうのはみんな共通したものがあります。
それが、たとえば次の4つなんだ!
- 移動費(飛行機や電車・バス・フェリーの利用にかかる費用)
- 生活費(宿泊費・食費など、毎日必ず発生する費用)
- 観光費・雑費(観光VISA・入場料・娯楽費など、不定期に発生する費用)
- 旅の準備費用(主に海外旅行保険・予防接種・グッズの買い揃え)
移動費はおそらく、訪問国数が増えるほど高くなってくるよね。
それに生活費や観光費も、その人の旅のスタイルによって大きく変わってきそう、、、
だから、事前にどの費用がどれくらいかかるのかっていうイメージを持っておくことが大切なんだね。
イメージがないと、予算を大きく超えちゃったり、予想外の出費が出てしまって後で困ることにもなりかねないからね。
それに、今回ランダムで調査させてもらったバックパッカーたちは、一人ひとり出費の傾向が大きく異なる点や、似かよった点があることが分かったんだ!
6人のバックパッカーに学ぶ「世界一周の平均費用」
実際に、世界一周に行った人は旅で発生する4つの出費に対して、どれほどのお金を使っているんでしょうか?
ランダムに抽出した6人のバックパッカー(A~Fさん)の旅の実費を見てましょう。
旅の日数 | ① 移動費 | ② 生活費 | ➂ 観光費 | ④ 準備費用 | |
A さ ん |
218日 | 76万 | 71万 | 10万 | 39万 |
B さ ん |
299日 | 83万 | 53万 | 47万 | 55万 |
C さ ん |
315日 | 70万 | 50万 | 19万 | 25万 |
D さ ん |
330日 | 53万 | 63万 | 29万 | 35万 |
E さ ん |
413日 | 52万 | 93万 | 20万 | 20万 |
F さ ん |
330日 | 30万 | 50万 | 20万 | 20万 |
※ 千の位は四捨五入しています。
※ フィリピン留学の後などに世界一周に行かれた方の場合、留学費用を除外しています。
※ 上記はあくまで目安の金額であり、正確な値を保証するものではありません。
◆
◇
◆
・・・と、これだけ見ても実際にいくらかかるのか、イメージが掴みにくいですよね。
そこで、彼らの実費から1年間の世界一周旅行の平均費用を計算してみましょう。
すると・・・
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◇
◆
① 移動費 | ② 生活費 | ➂ 観光費 | ④ 準備費用 | |
1年間の 世界一周の 平均費用 |
70万 | 73万 | 28万 | 37万 |
総額 | 208万 |
1年間の平均の総額は、旅の準備費用を合わせて 208万円 という結果になりました!
ちなみに、6人の平均訪問国数は42ヵ国となっています。
訪問国数は移動費に大きく関わってくるので、しっかりとイメージを持っておくと良いでしょう。
ねこまる君は何ヵ国行ったんだっけ??
25ヵ国でも相当な数の国を周ったと思ってたけど、やっぱり上には上がいるんだね笑
移動費の予算を考えるときは、自分の行きたい国やルートを決めたうえで、どれくらいかかりそうかのイメージを持っておくと良いかもしれないね。
期間が違っても計算はカンタン!予算の目安はどうやって出すのか?
ちなみに、「1年間も旅に行かないよ!」っていう方もいると思います。
そんなときでも、1年間の旅の平均費用を基準にして自分の予算を考えてみると、簡単に答えが出せるんです。
すると・・・
旅の期間 | 訪問国数 | ① 移動費 | ② 生活費 | ➂ 観光費 |
1年 | 42 | 70万 | 73万 | 28万 |
6ヵ月 | 21 | 35万 | 37万 | 14万 |
3ヵ月 | 11 | 18万 | 18万 | 7万 |
※ 世界一周の4つの出費のうち「旅の準備費用」は旅行期間に左右されない項目のため、ここでは計算の対象外としています。
ただし、希望の訪問国数によっては移動費が大きく変わるから、うまく予算の計算を調整してみてね。
だけど、この金額だと世界一周旅行の貯金をするためにまだまだ時間がかかりそうだな・・・
なにか、世界一周の予算を抑える良い方法はないかな??
仕方ないから、世界一周旅行の予算を効果的に抑えるためのマル秘テクニックを紹介しようではないかっ!
フハハハッッハハッ!!
内訳がカギ!?4つの費用を分析して予算を効果的に抑えよう!
そのヒントは「世界一周の4つの出費」をさらに細かく分析することで見えてくるかもしれません。
こちらでは、6人のバックパッカーの旅の出費から傾向を読みとり、予算を抑えるための節約術を考えてみたよっ
しっかり実践すれば、旅の予算を大幅に抑えることができるから、ぜひあなたの世界一周の実現に役立ててねっ!
費用①:移動費(平均70万円/1年)
多くのバックパッカーは移動費を抑えるため、近隣の国や都市を訪れる際にはなるべく陸路(バスや電車など)での移動を検討します。
また、宿泊先では旅人同士でさかんに移動手段の情報交換を行い、安く・安全に移動できる方法を仕入れておくことが重要になります。
「移動費」の主な内訳とは?
ということは、やっぱり移動費の予算を抑えるためには
- いかに飛行機に乗らずに移動するか
- いかに安い飛行機で移動するか
というポイントが重要になってくるわけだね!
大陸間の移動や、よっぽど長距離の移動にならない限りは、なるべく陸路移動を選ぶのが良さそうだねっ
- 格安航空券(LCC)の比較・予約サイト「SkyScanner」などを活用して航空券代を抑えよう
SkyScanner(スカイスキャナー)はバックパッカー御用達の格安航空券 予約サイトです。出発の2~3ヵ月前から予約をしておくことで、安い便が見つかる可能性が高くなります。
- 陸路移動には現地の人々が利用するバスを活用しよう
観光客ではなく、現地の人が日常的に使うような公共交通機関(特にバス)は安い場合が多いです。オーストラリアでは greyhound(グレイハウンド)社、ヨーロッパでは eurolines(ユーロラインズ)などでの移動がオススメです。
- ヒッチハイクやライドシェア(相乗りサービス)を試してみよう
少し勇気が必要ですが、ヒッチハイクに挑戦してみるという手段も考えられます。その他、ヨーロッパではドライバーが同乗者を募集し、車を持っていない人が乗せてもらう「BlaBlaCar」という相乗りサービスが有名です。通常の公共交通機関と比べて格安で移動することが可能です。
費用②:生活費(平均73万円/1年)
必要となる生活費は国によって大きく異なり、アジアでは1泊500円・1回の食事100円で済むものが、ヨーロッパではこの金額の5~10倍することも珍しくありません。
予算を考えるうえでは、自分の旅のルートや滞在スケジュールをある程度明確にしておき、どれくらいの生活費がかかるかをイメージしておくことが大切です。
「生活費」の主な内訳とは?
生活費の予算を抑えるためには、安宿を見つけたり、時には食費を削ることも大切かもしれません。
でも、もっと大事なのは、宿泊費や食費を抑えることのできるサービスを知っていることなんだ!
生活費は世界一周の出費の中でもっとも大きな費用になるから、しっかり情報を仕入れておこう!
勉強しておかないと!
- Couchsurfingを利用して宿泊費を無料にしよう
Couchsurfingとは、旅行者が旅先で、現地人の自宅(ホスト)に無料で泊めてもらえるサービスです。現在の登録ホスト数は40万にのぼり、世界12万都市で利用することができます。と言っても、女性は何かとリスクが付き物ですので、同性のホスト、もしくは家族ホストを選ぶようにすると良いでしょう。
- なるべく自炊をして食費を抑えよう
世界一周旅行のあいだは、ゲストハウスやユースホステルで宿泊することがほとんどでしょう。その際、宿泊先にキッチンが付いているかを確認しておき、自炊を行うことで節約に繋がります。また、1泊の料金に朝食が含まれている宿もあるため、食費を抑えるのにオススメです。
- WWOOFに参加して宿泊費・食費の両方を抑えよう
WWOOFとは、「お手伝いをしてほしい人(ホスト)」と「泊まる場所と食事が欲しい人(ウーファー)」をマッチングさせる会員制サービスです。旅行者は旅先でホストを探し、1日6時間ほどのお手伝いでその日の宿と3回の食事を得ることができます。ホストとの交流もWWOOFの醍醐味といえます。
※追記(2018/10/06):最近ではワークアウェイ(Workaway)というサービスが主流です。WWOOFと同じく、労働力と引き換えに、世界中2万件を越えるホストの家に無料で宿まらせてもらえます。もちろん、食事もタダ。登録には1人29USドル(1年有効)かかりますが、WWOOFよりも安く、ホスト探しに手間もかかりません。
費用➂:観光費・雑費(平均28万円/1年)
観光費や雑費の金額は、人によってもっとも差の出る費用であり、全然使わない人もいれば、かなりの高額になってしまう人もいます。
世界一周旅行で開放的な気分にもなってしまいますが、自制心を保つことも大切と言えるでしょう。
「観光費・雑費」の主な内訳とは?
世界一周に行くんだから、できれば観光費は削りたくないところ、、、
となれば、節約できるのは雑費や娯楽費といったところになるね!
小さな積み重ねになるけど、コツコツ抑えることを意識しよう!
- 学生の方はISIC(国際学生証)を使って観光費を抑えよう
ISICとは、世界中のあらゆるサービスで学割を受けることのできる国際学生証です。主な割引対象は公共交通機関(航空券、鉄道、フェリーなど)、観光スポット(入場料などが半額もしくは無料になるところも)、宿泊施設(ホテルからゲストハウスまで)の3つ。学生身分であればオンライン・郵送、または全国のISICカード発行所で申請が可能です。
- 細かい積み重ねで節約しよう
タバコを吸う人は本数を減らしてみる、洗濯はランドリーサービスに出すより手洗いにしてみるなど、細かい積み重ねを意識すると良いでしょう。
- 両替は為替手数料の安い外貨両替所で行おう
現金の外貨両替は、ホテルよりも空港のほうが、また空港よりも銀行のほうが安い為替手数料で両替してもらえます。
費用④:準備費用(平均37万円)
メインの出費は共通して、「海外旅行保険」「予防接種」「旅行グッズの買い揃え」の3つとなります。
「旅行グッズの買い揃え」に関しては、こだわればこだわるほど金額が高くなる傾向にあるため注意が必要です。
「準備費用」の主な内訳とは?
バックパッカーたちのレポートを見てみると、旅行グッズの中で高額となりやすいアイテムには次のようなものがありました。
- 一眼レフカメラ
- iPad/ノートパソコン
- バックパック
これらのグッズにこだわり出すと平気で20~30万円に達してしまうので、しっかりと予算と相談して判断することが大切だね。
まぁでも、一生に何度もない世界一周旅行の準備なら、ちょっとした贅沢はやむを得ない気もするけどね笑、、、
ここは「海外旅行保険料」や「予防接種料」をできるだけ節約できる方法が知りたいなっ♡
- 海外旅行保険料はクレジットカード付帯保険でカバーしよう
通常、海外旅行保険料は1年間で10万円以上かかります。しかし、クレジットカードについている海外旅行保険を上手く選べば、保険料を一切かけずに十分な補償を受けることも可能です。
〇 一緒に読みたい記事
「クレジットカード付帯の海外旅行保険!厳選おすすめ&比較表2019年」
- 予防接種はバンコクのスネークファームで受けて節約しよう
西回りルートで世界一周に行く場合、タイ・バンコクにある※スネークファームで予防接種を受けるとお得です。日本で予防接種をする場合、どのワクチンでも7,000~8,000円するものが、スネークファームではおよそ半分~1/3の料金で受けることができます。
※スネークファームとは、バンコクにある赤十字協会の病院です。
節約しだいで予算は〇〇万円も抑えることができる
ここまで紹介したとおり、世界一周の4つの出費をしっかりと節約していけば、旅の予算を数万円~数十万円まで抑えることは決して難しくないでしょう。
その理由は、例を挙げて計算してみると明白です。
例えば、世界一周の費用において最も負担の大きい「宿泊費」で考えてみます。
ヨーロッパの先進国では1泊あたり3,000円も珍しくないので、そのような地域で1ヵ月間のCouchsurfingを使った旅を実践したとすると・・・
その間の宿泊費はすべて無料になるため、必要だったはずの9万円(3,000円×30日間)が浮く計算となります。
また、移動の際には相乗りサービス「BlaBlaCar」を使えばさらにお得ですね。
このように、予算を抑えて旅を実現する方法はいくらでも考えられるんです!
ぜひ今回紹介した節約術を念頭に入れて、人生に1度の世界一周旅行のプランを練ってみよう!
まとめ!
世界一周の予算を考えるときは、「1年間の世界一周の平均費用」を基準にして計算してみよう!
そして、自分の旅のプランに応じて予算を調整してみると良いかもねっ
しかも、ねこまる君の節約術がとても参考になりましたっ♡
「移動費」と「生活費」は世界一周の2大出費になるから、私の旅行計画にWWOOFやCouchsurfingを組み込んでみようと思います!
というわけで、今回は世界一周の費用について詳しくお伝えしました。
本記事が「世界一周に行ってみたい!!」と願う人たちの背中を少しでも押すお手伝いができたなら、これほど嬉しいことはありません!
海外旅行保険の準備、できてますか?海外では日本よりも遥かに医療費が高額なので、海外保険への加入は必須です。
しかし、僕も含めて、海外好きのほとんどの人は海外保険付きのクレジットカードだけで済ませてます。海外で必要な補償は、ほとんどカードだけでまかなえてしまうんです。
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★ 海外保険の内容 / 補償金額 | |||
➀ 疾病治療費用 | 270万円 | ||
② 傷害治療費用 | 200万円 | ||
③ 携行品損害 | 20万円 | ||
④ 救援者費用 | 100万円 | ||
⑤ 賠償責任 | 2,000万円 | ||
⑥ 傷害死亡/後遺障害 | 500万円 |
横浜インビテーションカードは自動付帯の海外保険だけでなく、最高1,000万円の国内旅行保険付きとお得。さらに、カードで購入したものは盗難・破損しても、年間100万円(自己負担3,000円)まで補償されます。
海外ではカードの不正利用なども怖いですが、ネットあんしんサービス付帯で不正利用による損害も補償。世界シェアNo.2のマスターカード発行なところも魅力の1つです。
★ 海外保険の内容 / 補償金額 | |||
➀ 疾病治療費用 | 200万円 | ||
② 傷害治療費用 | 200万円 | ||
③ 携行品損害 | 20万円 | ||
④ 救援者費用 | 200万円 | ||
⑤ 賠償責任 | 2,000万円 | ||
⑥ 傷害死亡/後遺障害 | 2,000万円 |
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さらに、世界51都市で使える海外アシスタンスデスクが利用でき、海外初心者でも安心。空港で手荷物を1つ自宅まで無料で届けてくれるサービスは会員なら何回でも利用OKです。
★ 海外保険の内容 / 補償金額 | |||
➀ 疾病治療費用 | 300万円 | ||
② 傷害治療費用 | 300万円 | ||
③ 携行品損害 | 30万円 | ||
④ 救援者費用 | 200万円 | ||
⑤ 賠償責任 | 3,000万円 | ||
⑥ 傷害死亡/後遺障害 | 3,000万円 |
旅行への出発前にぜひチェックしてみてねっ
※使用するデータは、ブログなどで自らの世界一周費用の詳細を公開しているバックパッカーたちのレポートを参考にしています。
さらに、節約大好きバックパッカーねこまるの視点から、世界一周で発生する出費を要所ごとに抑える節約術も紹介します。
ぜひ参考にして、キミの世界一周旅行を実現させてねっ!