グルメに芸術、歴史、文化・・・。どれをとっても一級品の国、フランス。
そんなフランスに憧れて、人生に一度は絶対に訪れてみたいと思っている人も多いはず。
しかし、そうした人の中にはフランスの治安ってどうなの?安全なの?と不安になっている方もいるのではないでしょうか?
最近ではテロ事件なんかも日本で報道されて、治安が不安な人も多いよね。
それに、フランスでは毎月40人前後の日本人が犯罪被害に遭っているから、むしろ旅行者が警戒しておくべきなのはそうした身近な犯罪の方かもしれません。
今回は、これからフランス旅行に出かける全ての日本人の方のために、旅行中に絶対気をつけてほしい現地での5つの注意点を紹介してくよ!
海外では情報こそがもっとも役に立つ防犯アイテムになるから、出発前に必ずチェックしてみてねっ!
フランスってどんな国?まずは治安の最新動向をチェックしておこう
★ 基本情報 | |
首都 | パリ |
言語 | フランス語 |
通貨 | ユーロ(EUR)※1EUR ≒ 130円 |
民族 | ケルト人、ゲルマン人、その他 |
宗教 | カトリック(約65%)、その他(イスラム教、プロテスタント、ユダヤ教など) |
日本との時差 | -8時間 |
詳しい地域や勧告内容については、本ページ後半の『地域別 治安情報』で紹介していきます。
1.本当に安全?旅行者が初めにチェックしておきたい4つの項目
旅行者が最低限知っておきたい内容は次の4つです!
➀ ATMは安全に使える?
現地ATMでの現金引き出しは為替手数料をもっとも安く抑えることができるため、旅行者が頻繁に利用するサービスの1つと言えるでしょう。
② タクシーの利用は安全?
海外ではタクシーに関係するトラブルも多く、旅行者がぼったくりに遭うことなんて日常茶飯事です。
それでいて利用頻度の多いサービスでもあるので、タクシーの乗り方や料金の相場は必ず事前に知っておきたいところです。
③ 飲み物(水道水)や食べ物の衛生状態は大丈夫?
続いて、旅行中には避けては通れない飲み水や食事の問題。
④ 夜出歩いても平気?
夜1人で出歩いても大丈夫かどうかは、その国の治安を表すバロメーターとも言われています。
2.自分の身は情報で守れ!フランスで多発している犯罪被害とは?
僕は以前、カンボジアで『賭博詐欺』という犯罪に巻き込まれかけたんだけど、あとから調べると、何人もの日本人観光客が同じ手口で被害に遭っていたことが分かってね…。トホホ
それからというもの、海外へ旅行するときには必ず現地で多発している犯罪の種類や場所を確認するようにしています。
現地大使館が出している注意喚起や、すでに被害に遭った人たちのレポートを見て、同じ被害に遭わないように情報を仕入れておこう!
事件レポート1.
フランスでの、危険スポットとして17.18.19.10区があげられています。
治安が悪くて、注意するようにと言われています。
しかし、その他でも軽犯罪が起っています。
エッフェル塔やルーブル美術館などの観光地もスリや詐欺が多いエリアです。
やはり観光客が多いと言うことで、スリが多発しているように思います。
どうしてもお金を持っているイメージを持たれているのが、観光客です。
そのため、観光地には集団で待ち構えているスリ集団もいるそうです。
日本にいるような感じでいては、スリにめをつけられてしまいます。
財布をうしろポケットにいれることや、バッグを体の前で持っていないとか、スマホをテーブルに置くことや、カバンを空いている席に置くなど日本では日常的にしていることも、パリなどの観光地、海外ではご法度です。
どうしても観光中や、カフェなどでくつろいでいると、気を抜いてしまいがちですが、それも危険とのことです。
少しの油断が危険へと向かってしまうと言うことを、頭に入れておかなければ行けません。
それと、観光地までの道のりでメトロもとてもスリが多いそうです。
特に混雑した車内は要注意です。
危険スポット以外でもやはり日本よりは治安が悪いと言うことを忘れないように観光しなければいけないように思います。
事件レポート2.
フランスといえば花の都と言われておしゃれな街並みが有名で、海外旅行先として人気があります。しかし、実際には期待していたこととは裏腹にスリや窃盗、置き引きなどが多く、日本人観光客は絶好のカモにされている傾向が強いことが現状です。
危険スポットといえば18区、19区、20区で、貧富の差が激しい国であるため郊外に行くとホテルの宿泊料金が安くなるとはいえ犯罪に遭う可能性が高くなります。移動する時はWi-Fiがあれば地図や観光地を検索でき、接続できる場所であれば安心です。ただし、フリーWi-Fiが飛んでいないとネットに接続ができないため、郊外などに出歩くと危険のリスクが高くなります。フランスは日本よりもはるか犯罪率が高く、凶悪犯罪も多くて都市部より郊外に行くと危険です。
フランスの首都のパリ市内でも危険スポットはあり、地元の住民でも避ける場所もあります。パリ西部のブローニュの森は超高級住宅街に近いですが、日中はランキングをする人を多く見かけるものの夜間になると危険です。夜間は売春エリアになり麻薬やドラッグなどの販売も行われ、日中以外に近づくとトラブルに巻き込まれる可能性があります。他にもサンドニは移民や難民が多く、日本人が近づくとターゲットになるため注意が必要です。
事件レポート3.
今年の3月から4月の二ヶ月間、フランスのパリに滞在していました。今でも鮮明に覚えて脳に焼き付いています。
それは、パリのノートルダム大聖堂の火災です。
4月の15日のことです。友人とレストランで食事をしながら談笑していたところ、突然周囲が騒ぎ出したので担当していたウェイターさんに聞くと火災があったとのことでした。
どうやらノートルダム大聖堂の煙突に火が見える、燃えていると。近くにいた私たちはお店を出た後に、ノートルダム大聖堂の方へ行くと、パリの(おそらく現地の人たち)方々が燃えているノートルダム大聖堂を遠目に、賛美歌を歌っていました。
中には涙ぐむ人もいました。私は突然の出来事にどちらかというと唖然とした気持ちでその状況を見ていました。
友人もびっくりした様子でした。
建物そのものが勢いよく燃えているというよりも、煙突部分がおそらく燃えていて、黒いような、グレーのような嫌な煙が見えていたのを覚えています。じわじわと燃えていってしまう様子に、でもすぐに鎮火すれば建物の修復が出来るのではと淡い期待をしていたところで煙突部分が崩れ落ちました。
このままだと本当に焼け落ちてしまうのではないかとハラハラしながら翌朝にニューズで鎮火したことを知りました。
事件レポート4.
フランスはフランス人にとっては北側が危険なエリアになって、南に行くにつれて若干安全にはなります。しかしながら日本人観光客を狙うスリは毎年絶えません。下手ですが、よく観光客が行くルーブル美術館やエッフェル塔関連はスリグループが常に周辺を張っていて危険です。フランスではナイフなどを使うスリは少ないです。しかし、プロのスリ集団なので一度捕まると気づかないうちに財布が抜き取られ、まるでマジックのようです。自分自身の経験でも、パリの駅周辺で一度財布を丸々すられたことがありました。ひとり旅だったのでパリ北駅でどうしようかと落ち込んでいると、40代くらいの男性に声をかけられ事情を説明しました。そのあと彼がなんとお金を貸してくれ、なんとかホテルまでは帰り着きました。元から人を信用しない私でもスリを避けれませんでしたが、もしものためにホテルの金庫に別のクレジットカードを入れていたことがせめてもの救いでした。スリグループの手口は役割分担されていて、中には子供なども多いのですり抜けるのが難しいのが現状です。子供が自分にぶつかる役などをして気がそれている間にバックのチャックを開けられ財布が抜き取られていました。
3.どの地域が危険?訪問予定の都市をチェックしておこう
これから訪れる地域を確認して、万全の準備で現地を旅している自分の姿をしっかりイメージしておこうっ
パリとその近郊の治安
フランス東部の治安(リヨン、ストラスブールなど)
南フランスの治安(マルセイユ、ニースなど)
フランス西部の治安(トゥールーズ、ナントなど)
フランス北西部の治安(レンヌ、カーン、モンサンミッシェルなど)
4.その他の注意点とは?フランス旅行で気を付けるべき5つのポイント
i. 宗教上のタブー
ii. 文化におけるマナー
iii. 病気や感染症
iv. チップ制度はあるか?
v. どんな服装がオススメ?
5.フランスは盗難被害が多い国!最低限の防犯対策をして身の安全を守ろう
旅行者がお金を失うということは、現地で自分の身を守る手段を失うことと同じ。
これらの被害に遭わないように気をつけることはもちろん大事だけど、もし被害に遭ったときには、代わりに自分の身を守ることのできる手段を準備しておくことが重要だよ!
クレジットカードや国際キャッシュカードの代わりに使える!防犯性抜群のキャッシュパスポート
『キャッシュパスポート』とは、クレジットカードや国際キャッシュカードが盗難や紛失に遭ったときに、代わりとして使える海外専用プリペイドカードです。
使い方はとても簡単で、渡航する前にキャッシュパスポートの専用口座へ日本円を入金しておくだけでOK。
そうすれば、入金しておいた分だけ海外のATMで現地通貨を引き出したり、クレジットカードと同じようにカード決済に利用することができます。
旅行中にお金を失うような状況は何としてでも避けたいので、僕も海外へ出かけるときには防犯対策の相棒としていつも持参しています。
カードの発行に審査はなく、完全無料で発行してもらえるため、フランス旅行へ出発する前に必ず発行しておくことをオススメします。
海外プリペイドカードにはいろんな種類があるけど、キャッシュパスポートは予備カードを無料で1枚発行してもらえるから防犯性も抜群です。
下記の記事では、海外プリペイドカードの詳しい使い方やオススメカードを紹介しているので出発前に確認しておいてね!
★ 一緒に読みたい:海外旅行にプリペイドカードは必須?役立つ場面やおすすめ4選を紹介
キャッシュパスポートは海外でクレジットカードやキャッシュカードが盗難に遭ったときの大事な保険になります。
そのため、キャッシュパスポートはクレジットカードやキャッシュカードの入った財布の中に入れるのではなく、カメラケースの中やバッグの中の安全な場所に入れておくのが防犯のコツです!
また、予備カードは万が一に備えてスーツケースの中などに入れておけばより安心ですね。
アジア地域では医療事故も多数!海外旅行保険には必ず入っておこう
フランスでは盗難被害が多いですが、アジア地域全体で見れば、日本人旅行者が遭うトラブルの大半が医療事故で占めています。
ジェイアイ傷害火災保険の調査によると、アジア圏で利用された海外旅行保険のうち73.2%は『治療・救援費用』であることが分かっています。
※「治療・救援費用」に続いて、「携行品損害」が16.5%、「旅行事故緊急費用」が8.8%。
フランスでは日本よりも治療費は安く、盲腸手術を行った場合も、治療費の総費用は入院を合わせて10万~13万円ほどで済みます。
とは言っても、費用の負担は決して軽いわけではなく、治療費の保険利用率が高いことも事実です。
海外旅行保険には必ず加入し、バラ掛けであっても、医療事故のための『治療補償』、盗難被害のための『携行品損害』は必ず補償してもらうようにしましょう。
そんなときは、クレジットカードについてる海外保険を使えば、費用を一切かけずに十分な補償を得てフランス旅行を楽しむことができるよ!
例えば、僕がいつも使っている『エポスカード』は年会費無料だけど、カードを持っているだけで90日間、現地で以下のような補償が得られるんだっ
★ エポスカードの海外旅行保険の内容
★ 海外保険の内容 / 補償金額 | |||
➀ 疾病治療費用 | 270万円 | ||
② 傷害治療費用 | 200万円 | ||
③ 携行品損害 | 20万円 | ||
④ 救援者費用 | 100万円 | ||
⑤ 賠償責任 | 2,000万円 | ||
⑥ 傷害死亡/後遺障害 | 500万円 | ||
★ カードの特徴 | |||
◎ 即日発行&受取 可能 | ○ Visa のみ | ||
◎ キャッシュレス診療対応 | ▲ 家族特約なし |
「クレジットカードに付いている海外保険だけでは不十分」と聞いたことがある人は多いと思いますが、そうした指摘のほとんどはカード海外保険の『治療補償』だけを見て言われていること。
心配な方は、損保ジャパンのオーダーメイドプランなどを使って「足りないと思う分だけ治療補償を追加する」か、別のカード海外保険をもう1枚発行しておくといいでしょう。
カード海外保険は複数枚持っている場合、補償内容を合算して使うことができるんです!詳しくは下記の記事で紹介しているので、渡航前にぜひ確認しておいてくださいね。
★ 一緒に読みたい:クレジットカード付帯の海外旅行保険!厳選おすすめ&比較表2019年
おまけ:現地の日本国大使館の連絡先をメモしておこう
パスポートを紛失したときには再発行もしてくれるので、現地大使館の住所や連絡先は必ずメモしておこうっ
在フランス日本国大使館(パリ)
住所 | 7, Avenue Hoche, 75008, Paris, France |
電話 | 国内から:(市外局番01) 4888-6200 |
国外から:(国番号33)-1-4888-6200 | |
領事部:consul@ps.mofa.go.jp ※パスポート、ビザ、邦人保護等 |
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FAX | 国内から:(市外局番01) 4227-5081 |
国外から:(国番号33)-1-4227-5081 | |
開館時間 | 月曜日~金曜日 9:30~13:00/14:30~17:00 |
在ストラスブール日本国総領事館
住所 | 20, place des Halles , 67000 STRASBOURG |
電話 | 国内から:(市外局番03) 8852-8500 |
国外から:(国番号33)-3-8852-8500 | |
consulaire-cgj@s6.mofa.go.jp | |
FAX | 国内から:(市外局番03) 8822-6239 |
国外から:(国番号33)-3-8822-6239 | |
開館時間 | 月曜日~金曜日 9:00~12:00/14:00~17:00 |
在マルセイユ日本国総領事館
住所 | Consulat Général du Japon à Marseille 70, avenue de Hambourg 13008 Marseille |
電話 | 国内から:(市外局番04) 9116-8181 |
国外から:(国番号33)-4-9116-8181 | |
領事班: cgm8@my.mofa.go.jp |
|
FAX | 国内から:(市外局番04) 9172-5546 |
国外から:(国番号33)-4-9172-5546 | |
開館時間 | 月曜日~金曜日 9:00~12:30/13:45~16:30 |
在リヨン日本国領事事務所
住所 | 131 boulevard Stalingrad, 69100 Villeurbanne |
電話 | 国内から:(市外局番04)3747-5500 |
国外から:(国番号33)-4-3747-5500 | |
consulatjapon.lyon my.mofa.go.jp | |
FAX | 国内から:(市外局番04)7893-8441 |
国外から:(国番号33)-4-7893-8441 | |
開館時間 | 月曜日~金曜日 9:00~12:00 / 13:45~16:30 |
情報は最強の防犯対策!しっかり準備して快適なフランス旅行を
今回紹介した治安情報はミーちゃんのフランス旅行の参考になりそうかな?
今まで治安っていっても、何を調べたらいいのか漠然としていたんだけど、旅行者には旅行者の調べるべき現地情報があったんだね!
フランスでの観光中は持ち物やお金の管理には十分に注意して、万が一のことが起こったときにも身を守れるようにキャッシュパスポートや海外保険にはちゃんと入っておきますっ
海外では日本の常識はほとんど通用しないから、情報こそが現地で自分の身を守る最高の防犯対策になるんだ!
ここで得た情報をしっかり参考にして、快適なフランス旅行に出かけてきてねっ!
というわけで、今回はフランスへ旅行する前に必ず知っておいてほしい治安情報や防犯対策について紹介しました。
フランスに限らず、ここで紹介した5つの治安情報はどこの国へ行く際にもぜひ調べておいてほしいこと。
正しい情報をしっかりと掴んで、最高の海外旅行を楽しんできてくださいね!
それでは、今回はここまでっ
ブルゴーニュやボルドーのフランスワインなんかも、ワイン好きにはたまらない!