実は危険?ハンガリー旅行で必ず気をつけたい5つの注意点&治安情報

ハンガリーの治安情報2018年版

中・東欧のなかでも群を抜いて清潔で美しい街並みを持つハンガリー。

人々はとても穏やかでマーケットは栄えており、それでいて物価はとにかく安い・・・

魅力満載のハンガリーですが、多くの日本人にとってはまだまだ馴染みの薄い国かもしれません。

そのため、これからハンガリーへ旅行に行こうと思っている方の中には、現地の治安が心配な方も多いのではないでしょうか?

ねこまる
僕はハンガリーへはクリスマス前の時期に行ったのだけど、クリスマスマーケットはとてもキレイで多くの人たちで賑わっていて、他の中・東欧諸国のような物寂しさを感じることはありませんでした!

しかも、当時泊まったゲストハウスの宿代は1泊400円!!東南アジアでもこんなに安い宿は見つからなかったよっ笑

ミーちゃん
ハンガリーってトカイワインとかで有名だけど、そんな魅力的な国だなんて知らなかったなぁ・・・

行ってみたいっ♡

ねこまる
とてもオススメだよ!ただ、やっぱり犯罪の発生率は日本と比べて高い傾向にあるので、気を抜いてはいけません。

今回は、ハンガリーをこれから訪れる旅行者の方へ向けて、現地で必ず注意してほしい5つのポイントをご紹介していきますっ

ハンガリーで楽しい思い出を持って帰れるよう、渡航前にぜひチェックしてみてね!

ミーちゃん
分かりました!しっかり防犯対策しなくちゃねっ!

というわけで、本記事がこれからハンガリー旅行へ出かける方のお役に立てれば幸いです。

ハンガリーってどんな国?まずは治安の最新動向をチェックしておこう

ハンガリーの国旗
基本情報
首都ブダペスト
言語ハンガリー語
通貨フォリント(HUF)※10HUF ≒ 4円
民族ハンガリー人(86%)、ロマ(3.2%)、そのほか
宗教カトリック(39%)、カルビン派新教(12%)、そのほか
日本との時差-8時間
ヨーロッパの中央部に位置し、毎年5万人を超える日本人観光客が訪れる中欧の国、ハンガリー。

ドイツを源泉として、黒海までの2,888kmに渡る長い道のりを旅するドナウ川はここ、ハンガリーも通過し、首都ブダペストでは煌びやかな夜景を堪能できる『ドナウ川クルーズ』が観光の目玉となっています。

さらに、世界でもっとも美しいと言われるブダペストの国会議事堂や、街中の屋台で買えるハンガリーのソウルフード『ラーンゴシュ(lángos)』などは、物価の安さも相まって数多くの旅行者の心を鷲掴みしてくれます。

2014年ごろからは、シリア内戦などの影響で大量の難民がヨーロッパに流れ込み、欧州各地では人口の増加に伴って急激に治安が悪化していましたが、ハンガリーに関しては現時点まで1人の難民も受け入れていません。

2018年6月には、移民をサポートする弁護士や活動家に処罰を与える法律も可決されるなど、ハンガリーの断固として難民を受け入れまいとする姿勢が伺えます。

そんなハンガリーに対して、EU加盟諸国からは非難の声が上がっているものの、自国の治安と国民を守ろうとするハンガリーの努力は実を結び、国内の治安は難民問題に影響されることなく、とても安定しています。

とはいえ、ここは海外であることも事実です。

2012年にピークに達していたハンガリーの犯罪発生件数は2017年に半分以下の22万件へと落ち着きましたが、それでも人口当たりの犯罪発生率は日本の約3倍

日本人旅行者の遭う犯罪のほとんどは金品を狙ったスリ・置き引きといった盗難犯罪で占められていますが、現地日本国大使館には毎年30~40件に上る被害が報告されています。

各々に海外にいるという自覚を持ち、現地で多発している犯罪や危険スポットなどの情報を事前に入手して、安全に旅行を楽しめるようにしっかりと準備・対策することが重要です。

1.本当に安全?旅行者が初めにチェックしておきたい4つの項目

ねこまる
まずは、旅行中に利用する可能性の高いサービスや遭遇しやすいシチュエーションから、ハンガリー旅行を安全に楽しむための情報を仕入れていくよっ!

旅行者が最低限知っておきたい内容は次の4つです!

➀ ATMは安全に使える?

ATMは安全か?

はじめに、安い為替手数料で現地通貨を引き出せることから、利用する人も多いであろう現地ATMの安全性について。

ハンガリーのATMは空港や銀行、街の各所で見つけることができ、英語にも対応しているためとても便利です。

しかし、ヨーロッパ各地では現在、ATMを利用した際にカード情報が盗まれ、第三者によって不正に現金が引き出される『スキミング犯罪』が急増しています。

ハンガリー国内でも、近年は被害件数が減少してきているものの、観光地の路上に設置されたATM機などを利用した際にスキミングに遭う被害が未だ発生しています

路上のATMはカード情報を不正に入手する「スキマー」と呼ばれる機器を設置しやすく、それを利用しようとする観光客が被害に遭っているケースが多々見られます。

これからハンガリーへ訪れる方は、なるべくセキュリティの整った空港や銀行に設置されているATMを利用し、路上のATMは避けるようにご注意ください。

② タクシーの利用は安全?

ハンガリーのタクシーは安全?

ハンガリーの市内での主な移動手段は地下鉄、トラム(路面電車)、そしてバスです。

これらの公共交通機関がとても発達していて、市内のほとんどの場所を網羅しているため、基本的にはこれらの移動手段でどこへでも行けます。

特に、ブダペストの地下鉄は世界でロンドン、イスタンブールに次いで3番目に開通したとして知られていて、地下鉄で唯一の世界遺産となっているため、現地を訪れた際にはぜひ乗ってみるといいでしょう。

これらとは別の移動手段として、ハンガリーにはタクシーも存在するのですが、実はハンガリーのタクシーはあまり評判がよくありません

数多くの旅行者が現地タクシー運転手によるぼったくり被害に遭っており、メーターの高速回転や遠回りなどをして料金を吊り上げる悪質な運転手が多いのです。

また、政府に認可を受けていない偽タクシー(白タクとも呼ばれる)も数多く走っており、これらの車両は違法行為をはたらく可能性が極めて高いため、原則として流しのタクシーは捕まえないこと

必ず黄色い車体の屋根に『TAXI』の表示がある正規タクシーを利用しましょう

ミーちゃん
ハンガリーのタクシー料金は2018年7月に改正があり、初乗り料金は450フォリント(約180円)。そこから1㎞ごとに280~350フォリント(約110~140円)が加算されていきます。

また、夜22時から朝6時までは深夜割増料金となり、昼夜問わず会計時に10~15%のチップが必要になることを覚えておこうね!

ねこまる
そのほか、空港やホテルの前で客待ちしているタクシーにも悪質な運転手が多いので、利用しないように注意しようっ

ハンガリーでは、宿泊先にタクシーを手配してもらうか、自分で配車するのが主流。

自分で配車する場合は、以下のどちらかの方法を使って、安全にタクシーを利用してね!

【ハンガリーで安全なタクシーを配車する2つの方法】

➀ タクシー配車アプリ『Taxify』を使う

ハンガリーでは日本と同じく、世界中で使えるタクシー配車アプリ『Uber』が廃止されてしまったため、地元民の人たちは国内独自のタクシー配車アプリ『Taxify』を利用しています。
英語に対応しており、現在地付近にいる優良タクシーを呼び出すことができます。アプリの中でルートや料金などをすべて事前に把握することができるため、ぼったくりに遭う心配がなく、安全にタクシーを利用できます。

② 信頼できるタクシー会社を選んで手配する

ハンガリーのSimカードなどを使って自分で電話できる方は、信頼のできるタクシー会社へ電話で手配するといいでしょう。ハンガリーでは、『City Taxi』『Taxi2000』『Fo Taxi』の3社が安心して利用できるタクシー会社だと言われています。それぞれの連絡先は以下のとおりです。

  • City Taxi:(1)211-1111
  • Taxi 2000:(1)200-2000
  • Fo Taxi:(1)222-2222

③ 飲み物(水道水)や食べ物の衛生状態は大丈夫?

ハンガリーの水・食べ物の衛生状態

続いて、旅行者が避けては通れない現地の水や食事における衛生状態について。

ハンガリーでは水道の安全基準が厳しく測定されており、公衆衛生面は基本的に良好です。

ただし、水道水は日本が軟水である一方で、ハンガリーは石灰分を多く含んだ硬水。

飲んでも問題はありませんが、お腹を壊しやすい人は下痢を起こす可能性があるため、飲用にはミネラルウォーターの購入をオススメします。

また、食事に関しても衛生状態に問題はなく、屋台で売られている食品なども問題なく食べられます。

ハンガリーでは屋台食が名物になっているので、グルメ好きの方はぜひ現地で堪能してみるといいでしょう。

④ 夜出歩いても平気?

ハンガリーは夜出歩いても平気?

夜に出歩ける街なのかどうかは、その国の治安を示す重要な指標です。

ハンガリーの夜は、大通りを除いて街灯が少ない場所が多く、日本と比べて薄暗さを感じるかもしれません。

しかし、薄暗いからと言って危険なのかと聞かれるとそういう訳でもなく、僕はブダペストの夜の街を3日連続で散策しましたが、不気味さを感じたり、怖いと感じるような場面は一切ありませんでした。

街はキレイに整備されているし、メイン通りにはしっかり人通りもあるため、女性の1人歩きもほとんどの場合問題ないでしょう。

ただし、道一本それると極端に街灯が減ったりする場所もあるので、むやみに暗がりには入らないこと

そして、ブダペスト市内23区のうち、5区、6区、8区、13区は犯罪被害の多い要注意エリアと言われているため、男女問わず、夜にはなるべく近づかないようにご注意ください。

地域別の危険スポットに関しては、のちほど紹介する『ハンガリーの地域別治安情報』をご覧ください。

2.自分の身は情報で守れ!ハンガリーで多発している犯罪被害とは?

ねこまる
続いて、ハンガリーで多くの日本人旅行者が巻き込まれている犯罪の内容や危険スポットについて紹介していくよっ

僕も旅行中にいろんな犯罪に巻き込まれかけたんだけど、どの犯罪も事前に調べておけば未然に防げるものばかりでした・・・

すでに多くの観光客が被害に遭っていたり、外務省が注意を呼び掛けている犯罪は巻き込まれる確率が高く、事前の情報入手が必ず必要になります。

そのため、旅行者の口コミや外務省の注意喚起をまとめた以下の内容を、ハンガリー旅行に出発する前にしっかりと確認しておいてね!

事件レポート1. 窃盗犯罪(スリ・置き引き・侵入窃盗など)

ねこまる
現地日本国大使館に毎年寄せられている30~40件の被害報告のうちのほとんどが窃盗被害となっています。

特に、ハンガリーで報告されている主な犯行手口は『スリ』『置き引き』『侵入窃盗』の3種類

その手口や犯行場所には多くの共通点があるので、これからハンガリー旅行へ出発する方は事前に確認しておき、各自でしっかりと防犯対策をしておこう!

スリ

スリはトラム(路面電車)やバス、地下鉄車内の混雑した公共交通機関で多く発生していますが,このほかにも著名な観光地・休日の繁華街などの混雑している場所で多発しています。
日本のスリは、単独犯による犯行が主ですが、ハンガリーでは、数人のチームを形成し、相手の注意を引く『引きつけ役』と、実際にスリを行う『実行犯』に分かれるのが特徴的です。

【犯行の特徴】

  • 「道がわからない」「写真を撮ってほしい」等と言って話し掛け、道案内や写真撮影に気を取られている隙に別の者が盗みをはたらく。
  • トラムや地下鉄に乗車する際、人がドアを意図的に塞ぐように立っているため乗車できずにいると、別の者が後ろから乗車するふりをしながら後ろポケットに入っている財布などを狙う。
  • 混雑するトラムやフェスティバル会場等で被害者の背後から近づき、鋭利な刃物で被害者の衣類を切り付けた後、善意の第三者を装って被害者に衣類が切られていることを告げ、被害者が気を取られている隙に別の者が盗みをはたらく。

出典:在ハンガリー日本国大使館『安全の手引き』

ねこまる
ハンガリーでのスリは西欧諸国で流行っているように、1人が注意を引きつけている間にもう1人がスリをはたらくパターンが多いようだね・・・

特に、誰かから話しかけられたときは要注意!

自分の持ち物に常に注意を払っておくことはもちろん、持ち物から注意を離すときはバッグを前に抱えるなどして防犯対策しておこうっ

ミーちゃん
貴重品をカバンの中で紐や鎖で括っておくのも良い防犯対策になるね!

混雑した場所では注意の引き付け役がいなくても所持品を盗まれやすいから、間違っても財布をズボンの後ろポケットなどに入れておかないように注意しないとねっ

置き引き

置き引きは、最も被害の多い犯罪形態の一つで、わずか2~3秒目を離した隙に持ち去られるケースもあります。特に、ブダペスト-ウィーン間の長距離列車(Rail-Jet)内や駅構内において多く発生しています。

【犯罪の特徴】

  • 長距離列車内で棚の上、あるいは足下にカバンを置き、ほんの数分目を閉じている間に盗まれた。
  • 貴重品入りのカバンを座席上に置き、スーツケースを網棚に上げていた数秒の隙に、カバンを盗まれた。
  • 座席に座ると、車外から窓を叩いて話し掛けようとする者がおり注視している隙に、座席横のカバンを盗まれた。
  • 駅構内の切符売り場に並び窓口で切符を購入している間にスーツケースを盗まれた。
  • 聖イシュトヴァーン大聖堂前で写真撮影に夢中になっていたところ、足元に置いていたカバンを盗まれた。

出典:在ハンガリー日本国大使館『安全の手引き』

ねこまる
置き引きはハンガリーで日本人が遭う被害のなかでもっとも多い種類の犯罪です。

持ち物からほんの2、3秒目を離していただけでも荷物を盗まれることもあるから、列車内では常に荷物を視野に入れておくこと!

また、列車内での居眠りはとても危険だから、乗車前にしっかり睡眠をとっておき、乗車中の居眠りは避けようね。

ミーちゃん
列車の外から窓をたたき、そっちに注意を向けている間に荷物を持っていかれるのは怖いよね・・・

そのほかにも、レストランでおしゃべりしながら食事をしている間、観光スポットを巡っている間、携帯を触っている間なんかは荷物から注意がそれやすいから、意識して気をつけるようにしたいね!

侵入窃盗

ハンガリーにおける侵入窃盗の発生率は日本の約3倍であり、当館では、ホテル内のスリや置き引き,部屋への侵入窃盗など,ホテル内ロビー等の様々な場所で窃盗被害が多く報告されています。

【被害事例】

  • 1階の部屋に宿泊したところ,就寝中,道路に面した窓から何者かが侵入し,荷物を物色して立ち去った。物色中に気付いたものの、恐怖の余り声を出すことができなかった。
  • 高級ホテルのビュッフェ式朝食会場で,自分の席に貴重品の入ったハンドバッグを置いたまま料理を取りに行き,数分後に戻ったところ,バッグが無くなっていた。

出典:外務省 海外安全ホームページ『ハンガリーの安全対策基礎データ』

ねこまる
宿泊先のホテルの部屋に侵入される盗難犯罪は怖いよね・・・

ホテルに泊まる際には、可能なら犯人が侵入しやすい1階の部屋をなるべく避けてもらい、チェックイン後は窓の戸締まりを必ず確認しておこう

ミーちゃん
そのほか、盗られると帰国が難しくなるパスポートなどは外出中も常に肌身離さず持っておき、侵入者と部屋で鉢合わせた場合はむやみに抵抗しないように注意しておきたいね!

事件レポート2. ぼったくりバー

ブダペスト市5区のVaci通りには観光客向けの飲食店や土産店が集まっており,多くの観光客が訪れますが,それを狙ったぼったくり被害の報告があります

【犯行手口】

  • 夜,繁華街にて,片言の日本語で女性に声を掛けられ,女性が紹介するバーで一緒に飲食したところ,僅かな飲み物と食事に対して,不当に高額な請求をされた。その請求に対して苦情を述べると,数人の男から脅され,支払いを強要された。女性はバーと共犯者だった。
  • 1時間ほどお酒を飲んで(1万円分程度)帰ろうとしたところ、約10万円の支払いを要求された。警察へ連絡する旨伝えたところ、店側が態度を急変させ「支払いはいらない」と言ってきた(未遂)。

出典:外務省 海外安全ホームページ『ハンガリーの安全対策基礎データ』

ねこまる
ぼったくりバーは東欧を中心に流行っていて、僕もトルコで被害に遭った犯罪です・・・

最初は現地人風の旅行者から声をかけられるんだけど、仲良くなって飲みに誘われたら、ぼったくりバーの可能性が非常に高いです。

間違っても、あからさまな客引きには応じないように注意しておこうね!

ミーちゃん
お店まで付いて行ってしまった場合は、メニューに料金がかかれているか、またその料金が妥当なものなのかをしっかりと確認して、少しでも怪しいと思ったら何も注文せずに退店しよう

もしもトラブルに発展しそうになったら、「警察に通報する」と伝えるのも有効の手だよっ

事件レポート3. ニセ警察官

ニセ警察官による窃盗は、観光客の方を主として、当館に毎年数件の被害報告があります。犯行は、くさり橋やエルジェーベト橋などの有名観光地、また駅前などにおいて、数人のグループによって敢行されており、その手口は以下のとおりです。

  1. 犯行グループの一人が、観光客の振りをして「道を教えて下さい」などと被害者に声を掛ける。
  2. その直後、私服警察官役の犯行グループの男が現れ、偽物の警察身分証を提示しながら、「お前らは麻薬の取引をしていたのではないか。確認するので身分証と財布を出せ」と要求し、道を聞いてきた者(犯行グループの一人)と被害者に身分証(旅券)と財布を提出させる。
  3. 被害者の目の前で財布の中身を確認する振りをしながら、巧妙に高額紙幣だけを抜き取り、「容疑は晴れたから行ってよい」と言って被害者と別れる。
  4. 被害者は、その場で財布から紙幣を抜き取られたことに気付かず、後から財布の中を確認して被害に気付く。

出典:在ハンガリー日本国大使館『安全の手引き』

ねこまる
警察官に扮して窃盗をはたらく『ニセ警察官』はヨーロッパ各地で流行っている犯罪だけど、ハンガリーのニセ警察官は特に手が込んでいるね・・・

警察官風の人に声をかけられ、身分証をよく確認できなかった場合は、パスポートや財布を提示する前に再度よく身分証を見せるように伝えよう!

ハンガリーの警察官は下記のように、警察章バッジ(上)と身分証カード(下)の両方を提示するように義務づけられているよっ

ハンガリー正規警察官の身分証

画像:在ハンガリー日本国大使館『安全の手引き』より引用

ミーちゃん
身分証を確認できても、少しでも不審に思ったら「警察署か日本大使館でならパスポートと財布を見せる」と伝えよう!

正規の警察官ならこれに応じるはずだし、過去には「ブダペストに住んでいる家族に連絡する」と伝えた途端に逃走した犯人もいるようです。

また、ハンガリーの警察当局は、警察官の職務執行に問題がある場合は24時間、フリーダイヤルの「107」もしくは緊急電話「112」へ苦情申し立ての連絡をするよう呼び掛けているよっ

現地で携帯の使える方は、パスポートや財布を見せる前に警察へ確認すると伝えてもいいかもしれないね!

3.どの地域が危険?訪問予定の都市をチェックしておこう

ハンガリー_地域別治安情報
ねこまる
次に、ハンガリーの地域別に治安の傾向や気を付けるべきポイントを見ていくよ!

これから訪れる地域を確認して、万全の準備で現地を旅している自分の姿をしっかりイメージしておこうっ

首都ブダペストの治安

首都ブダペストの治安

ドナウ川を挟んで西の『ブダ地区』、東の『ペスト地区』に2分されるハンガリーの首都、ブダペスト。

川畔に映える美しい歴史的建造物の数々は多くの人の心を魅了し、ブダペストの街は『ドナウの真珠』と呼ばれるようになりました。

そんなブダペストですが、観光客がもっとも多い都市だけあって、年間の犯罪発生件数は国内全体の4分の1を占めており、その件数は国内最大。

また、ハンガリーで日本人旅行者が犯罪被害に遭うケースのほとんどが、ここブダペストで発生しています。

日本人被害の多くはスリや置き引きなどの窃盗犯罪で占められていますが、時折ニセ警察官やぼったくりバーによる被害も散見されるため、常に警戒が必要です。

外務省によると、特に犯罪被害の多いエリアには5区のくさり橋やVaci通り、6区のAndrassy通り、8区のブダペスト東駅、そして13区の全域が挙げられています

また、置き引き被害ではブダペスト東駅の構内や列車内で多発しています。

これらのエリアでは常に持ち物に注意を払うほか、現地で流行している犯罪の手口を事前に理解しておき、各々に対策しておくことが重要です。

ねこまる
ブダペストの8区と9区には少し廃れた雰囲気があり、昔から旅行者のあいだで警戒しておくべきエリアとして語り継がれてきました。

現在では、8区を中心に少しずつ開発が進んで改善に向かっているようだけど、夜間はまだこれらのエリアにはなるべく近づかないように注意しておこうっ

ハンガリー西部の治安(ショプロン、ジェールなど)

ハンガリー西部の治安(ショプロン、ジェールなど)

ハンガリーの西部には戦争の被害を免れ、美しく保存された旧市街を持つ『シェプロン』や、ハンガリー第三の産業地帯である『ジェール』があります。

シェプロンには観光スポットも多く、郊外には緑豊かなリゾート地もあるため、年間を通して多くの観光客が訪れます。

観光客が多ければ、それだけ観光客をターゲットとした犯罪が増えるかと考えられますが、シェプロンについては例外。

シェプロンは、ハンガリーの中でももっとも治安の良い都市と言われているのです。

「安易に暗がりに入らない」「知らない人についていかない」など、旅行者としての最低限の警戒を持っていれば安全に観光を楽しむことができるでしょう。

一方、首都ブダペストからオーストリアの首都『ウィーン』までの鉄道線沿いに位置する産業都市、ジェールも、治安はいたって落ち着いています。

メイン通りにはお洒落なブティックやカフェが立ち並んでいて、美しい旧市街もあるのですが、観光地として整備された街ではないため、派手さがなく人の少ない光景に少し物寂しさを感じるかもしれません。

ジェールの街を散策する分には特に問題はありませんが、ブダペスト-ウィーン間の鉄道車内や駅構内ではスリ・置き引き被害が多発しているため、持ち物の管理には十分に注意しておきましょう。

ハンガリー東部の治安(デブレツェン、エゲルなど)

ハンガリー東部の治安(デブレツェン、エゲルなど)

ハンガリーの東部には、ハンガリー第2の都市『デブレツェン』や、数多くの重要文化財が残し、国を代表するワイン産地でもある『エゲル』などがあります。

これらの街は、またブダペストとは違った味わい深い風情を感じさせ、それぞれ独自の見どころを持っているため、ブダペストへ訪れたならぜひ一度立ち寄ってみたいところ。

治安についてはブダペストよりも落ち着いているものの、エゲルのあるヘヴェシュ県に関してはブダペストに次いで犯罪発生率が高くなっています

発生する犯罪の大半が財産を狙った窃盗犯罪で占められているため、観光中は常に持ち物の管理に注意し、侵入窃盗への対策として宿泊先の戸締まりは外出前に必ず確認しておきましょう。

ハンガリー南部の治安(カロチャ、ペーチなど)

ハンガリー南部の治安(カロチャ、ペーチなど)

ハンガリーの南部にはキリスト教の中心地として世界遺産に登録された商業都市『ペーチ』や、赤や黄色、青や緑などのカラフルなハンガリーの伝統の民芸品「カロチャ刺繍」で知られている田舎町『カロチャ』があります。

ペーチの街は明るく活気にあふれており、14世紀には国内最初の大学が創立された場所でもあるため、学問や商業の中心地として発展してきました。

綺麗に整備された街が明るい雰囲気を感じさせてくれ、現地を訪れた旅行者の口コミを見てみても、特に怖さを感じるようなことはないとのこと。

ハンガリーで比較的発生しやすいスリや置き引きなどの犯罪に対して警戒を緩めなければ、危険なトラブルにはそうそう巻き込まれないでしょう。

一方、カロチャは本当に小さな田舎町のため、名物のパプリカ博物館を見学したり、カロチャ刺繍の民芸館に寄って帰る人がほとんどだと思います。

観光客は少なく、休日には人通りもとても少なくなるため、観光客を狙うような犯罪はまず耳にしません

ただし、人通りが少なくなるということは、それだけ犯行におよびやすい環境でもあるため、油断せず、周囲への警戒を保って散策を楽しむといいでしょう。

4.その他の注意点とは?ハンガリー旅行で気を付けるべき5つのポイント

ねこまる
さて、だんだんとハンガリーを旅しているイメージが湧いてきたところで、さらに一歩踏み込んだハンガリーでのマナーや暮らしに関する注意点を見ていこう!

i. 宗教上のタブー

宗教上のタブー

ハンガリーで信仰されている主な宗教はキリスト教のカトリック(約4割)

次いで、カルヴァン派のプロテスタントが2割ほどを占め、ほかにはギリシア正教(オーソドックスなキリスト教)の信徒も少数います。

多数派を占めるカトリックには金曜日にお肉を食べないなど、多少の決まりごとはあるようですが、他宗教にはいたって寛大です

そのほかの宗派に関しても基本的には自由な宗教なので、現地人と関わる際にも日本で気をつけているような最低限のマナーさえ守っていれば問題ありません。

教会に入るときだけは、華美すぎたり、ラフすぎる格好を控え、ミサ(お祈り)のあいだは妨げにならないよう、後方で見学するように心がけるといいでしょう。

ii. 文化におけるマナー

文化におけるマナー

ハンガリーの人々は感情表現がとても豊かです。

嬉しい時や楽しい時には大いにはしゃぎ、怒りの感情もストレートに表現します

日本では周りのことを考えて感情を抑えたりする場面も多くありますが、ハンガリーでそのような行為は必ずしも美徳とはされないため、こちらも感情をストレートに表現して問題ありません。

また、ハンガリーを含むヨーロッパ諸国では、日本でよくやりがちな『鼻をすする行為』がマナー違反です。

その一方で、公衆の面前でも音を立てて鼻をかむ行為は許されているため、鼻水が気になるときは周囲に構わずかんでしまうといいでしょう。

そのほか、地元の人とビールを飲むとき、コップ同士を近づけて、音を立てて乾杯することはNG。

これは、オーストリアとの戦争時、相手兵士がハンガリー兵士を倒すたびにビールで乾杯したことから、敬遠されているのです。

一方で、ワイン同士の場合は音を立てて乾杯してOK

乾杯の際には『Egészségünkre(エゲッシェーグンクレ!)』が掛け声です。盛大に盛り上がってハンガリー旅行を存分に楽しみましょう!

iii. 病気や感染症

病気や感染症

ハンガリーでは、ダニに咬まれることで発症する『ダニ脳炎』が年間を通して発生します。

特に春から秋(3月~11月)にかけて流行するため、樹木や草むらに出かける際には長袖・長ズボンを着用のうえ、虫よけスプレーなどで対策しておくといいでしょう。

万が一ダニに咬まれた場合には、速やかに医療機関にかかりましょう。

そのほかには特に懸念される病気はありませんが、中・東欧地域に出かける方は出発前にA型肝炎、B型肝炎、狂犬病の予防接種を受けることが推奨されています

渡航まで時間に余裕のある方は、これらの予防接種を受けておくことをオススメします。

iv. チップ制度はあるか?

チップ制度はあるか?

ハンガリーではチップを渡す習慣があります。

基本的にはセルフサービス以外のすべてのサービスに対してチップが必要で、カフェやレストラン、美容院やネイルサロンなどでも、支払い時に請求額へ上乗せして支払います。

チップの相場は合計額の10~15%が目安です。ホテルのポーターやルームサービスなどに対しては200フォリントが目安で、タクシーはお釣りを置いてくるのがスマートです。

会計時にお釣りをもらいたい場合は、チップ分を差し引いてお釣りを受け取るといいでしょう。

ちなみに、サービス料がすでに含まれている場合や、サービスがひどい場合はチップを渡さなくて構いません

特に、サービスがひどい場合には、チップを渡さないことで「あなたのサービスに満足していませんよ」という意思表示をすることが大切です。

v. どんな服装がオススメ?

どんな服装がオススメ?

ハンガリーの気候は、もっとも寒い時期(1月)の平均気温が4.1℃。もっとも暑い時期(8月)の平均気温は24.7℃です。

季節の移り変わりが日本と似ていますが、季節ごとの気温差は日本と比べて少ないため、日本よりも過ごしやすく感じるでしょう。

ハンガリーでは、基本的には日本の季節に順じた服装で問題なく過ごせます

ただし、夏場は夜になると急に冷え込むため、長袖の羽織ものは必須。

また、日差しが強いため、サングラスや帽子もあれば便利に使えるでしょう。

そのほか、屋内では夏場に冷房が、冬場に暖房が効いているため、重ね着などで体温調整のしやすい服装を準備しておくよう心がけたいところです。

5.現地の日本国大使館の連絡先をメモしておこう

ねこまる
そのほか、旅行中に犯罪や事故のトラブルに遭った時には、ハンガリーの日本国大使館がどうすればいいかを的確に教えてくれるよ!

パスポートを紛失したときには再発行もしてくれるので、現地大使館の住所や連絡先は必ずメモしておこうっ

在ハンガリー日本国大使館(ブダペスト)

住所1125 Budapest Zalai út 7.Hungary
電話国内から:(識別番号06)-(市外局番1)-398-3100
国外から:(国番号36)-1-398-3100
Email領事部:consul@bp.mofa.go.jp
※パスポート、ビザ、邦人保護等
FAX国内から:(識別番号06)-(市外局番1)-275-1281
国外から:(国番号36)-1-275-1281
開館時間月曜日~金曜日 9:00~12:30/14:00~16:30

情報は最強の防犯対策!しっかり準備して快適なハンガリー旅行を

ねこまる
いかがだったでしょうか?

今回紹介した治安情報はミーちゃんのハンガリー旅行の参考になりそうかな?

ミーちゃん
うんっ!おかげでハンガリーを旅しているイメージも鮮明に湧いてきたよ♡

今まで治安っていっても、何を調べたらいいのか漠然としていたんだけど、旅行者には旅行者の調べるべき現地情報があったんだね!

ハンガリーでの観光中は持ち物やお金の管理には十分に注意して、危険と言われている場所には近づかないように注意しておかなくちゃねっ

ねこまる
それがいいねっ!

海外では日本の常識はほとんど通用しないから、情報こそが現地で自分の身を守る最高の防犯対策になるんだ!

ここで得た情報をしっかり参考にして、快適なハンガリー旅行に出かけてきてねっ!

というわけで、今回はハンガリーへ旅行する前に必ず知っておいてほしい治安情報や防犯対策について紹介しました。

ハンガリーに限らず、ここで紹介した5つの治安情報はどこの国へ行く際にもぜひ調べておいてほしいこと。

正しい情報をしっかりと掴んで、最高の海外旅行を楽しんできてくださいね!

それでは、今回はここまでっ


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