どもっ!ねこまるです★
海外旅行の準備を進めていると必ず議題に上がる項目。
そう、予防接種ですね。
この予防接種、絶対受けるべきって人もいれば、受ける必要なんて無いって人もいて意見はバラバラなんですよね。
1年で世界25カ国周っていたねこまるは、渡航前にa型肝炎・狂犬病・破傷風と黄熱病をきっちりと受けていった派です。
では、予防接種を巡る問題はどうしてこうも意見にバラつきが出るのでしょうか?
今回はそんな真相の詳しいところを紹介していこうと思います。
受けるのが面倒っていうのもあるけど、費用も結構かかるみたいだから、、、
どんな地域で、どんな予防接種が必要かっていうのはしっかり知っておかないとね!
というわけで、海外旅行における予防接種のあれこれをしっかり知って、万全の状態で海外旅行を楽しみましょう!
意見は様々!予防接種って本当に必要なの?
その答えを探るべく、色んな側面から考えてみよう!
途上国では感染症にかかりやすいという事実はある
基本的に、途上国へ海外旅行に行く場合、感染症にかかるリスクは日本にいる時と比べて何倍にも上がります。
特に衛生状態に懸念のある地域では細心の注意を払うことが大切なんです。
例えば、僕が世界一周したときに訪れた国の中で特に健康管理に配慮した国といえば、バックパッカーの聖地「インド」です。
水道などのインフラが整っていないため、水は基本的に口に含むものはミネラルウォーターを、入浴は身体中のありとあらゆる穴を塞いで入るくらいに注意しました。
また、バックパッカーの恒例行事にガンジス川での沐浴(体を洗い清める儀式)がありますが、川の水質は生活排水や下水の垂れ流しによって最悪となっています。
毎年なぜかガンジス川にダイブする旅行者がいるようですが、体調不良を起こす確率は実に3人に1人。
身体に傷のある人はほぼ100%体調を崩すと言われています。
入れば破傷風や腸チフス、赤痢になって嘔吐腹痛のオンパレードざます。
こんなことになるの分かっててガンジス川に入るとかアホだよね(白目)
さておき笑 インドでの感染症は1つの例です。
途上国では、こうした感染症が至る経路から侵入し、症状を引き起こします。
★ 海外でかかりやすい感染症と感染経路 | |
飲食物から感染 | A型肝炎/腸チフスなど |
傷口から感染 | 破傷風 |
動物から感染 | 狂犬病 |
性行為で感染 | B型肝炎/HIVなど |
蚊に媒介 | 日本脳炎/黄熱病など |
上記の感染症はすべて渡航前に予防接種によって対策しておくことが可能です。
危険な地域では特に、感染リスクが通常時の何十倍にも跳ね上がるため注意が必要なんです。
予防接種って、実は保険のようなもの!
こうした感染症に対して、感染リスクをグンと下げてくれるのが予防接種の役割です。
ただし感染リスクを0にすることはできないため、予防接種は一種の保険のようなものと考えるのが妥当なのではないでしょうか。
下ではそんな旅行者の意見を少しだけ紹介するよ!
- 受けておいた方が無難。死んだら元も子もない。
- 知人が病気にかかって帰国した。安全に帰ってこれるのは運が良いだけ。
- 子どもを連れて行くのに、受けさせないと心配。
- 途上国に何年も住んでるけど予防接種の必要性を感じたことが一度もない。
- 短期間の旅行なら必要はない。通常の注意で大丈夫だと思う。
- 予防接種を受けても感染する可能性は消えない。
そうなんです。予防接種は基本的には義務ではないため、受けるも受けないも完全な確率論になってしまうんですね。
ただ、旅行者の共通認識としては「旅行が短期の場合」そして「感染リスクに注意を払っていた場合」はそこまで感染を恐れることはないと考えている人が多いことも事実です。
それでは、感染リスクに注意を払うとは一体どういうことなのでしょうか?
予防接種を受けるも受けないも、最低これだけは注意(準備)しておこう!
先ほどもお話したとおり、予防接種は一種の保険のようなものです。
そのため予防接種を受けるも受けないも、最終的な判断はすべて自己責任ということですね。
ただし、受けるにせよ受けないにせよ、途上国へ渡航するなら最低限気をつけるべきこと、そして準備しておくべきものがあります。
あらゆるリスクから身体を守るためにも、次で紹介することを事前にチェックしておきましょう!
★ 感染リスクから身を遠ざける
感染症から身を守るためには、感染する危険のあるものから身を遠ざける習慣を身につけることが大切です。
- 野良犬や猫にはなるべく近づかない
- 蚊の多い地域では外出時に防虫剤を塗っておく
- 飲食物の衛生状態に注意を払い、健康管理に常に配慮する
- もちろん、ガンジス川にはダイブしない
このほか、渡航先の地域で流行っている感染症の種類や感染経路を事前に調べて、注意しておくことも重要ですね。
★ 常備薬を携帯しておく
ちょっとした風邪を長引かせないためにも旅行に持っていくお薬セットを準備しておくことをオススメします。
お薬セットの中には総合風邪薬や胃腸薬、すぐに効果の出る医薬品のストッパなどを網羅的に詰め込んでおくと良いでしょう。
そのほか絆創膏やガーゼ、虫除けスプレーなども入れておくと準備は万全です。
ちなみに、常備薬の海外への持ち込みに関しては特に手続きは必要ないんだ!
スプレーは液体にあたるため、機内持ち込みする場合は必ずジップロックに入れておこう!
★ クレジットカード付帯保険で疾病補償を受けておく
海外で万が一病気にかかってしまった時、現地の病院で治療を受ける場合があります。
そんなとき、もし海外旅行保険に入っていなければ膨大な治療費を自分で支払わなければいけません。
※ハワイで盲腸になった場合、治療費用は最高で260万円にのぼります。
そのため、海外旅行保険には必ず加入しておくべきなのですが、保険会社の提供する海外旅行保険って結構高いんです。
そこでオススメなのがクレジットカードに付いている海外旅行保険です。
カードの種類によって異なりますが、上手に選べばクレジットカードだけで保険会社とほぼ同等の補償が受けることができるんです。
興味のある方は関連記事「クレジットカード付帯の海外旅行保険!厳選おすすめ&比較表2019年」を見てみてくださいね!
海外で予防接種を受けておくべき国とワクチンの種類
次の地域への渡航に当てはまる人は予防接種をなるべく受けるようにしておこう!
感染リスクの高い国 |
アフリカ大陸や中東、中南米、東南アジアの途上国(特に郊外地域に行く予定のある場合) |
予防接種証明書の提示が義務付けられている国 |
中央アフリカ諸国や南米地域(ブラジル)では黄熱病のリスクがあるため、入国には黄熱病の予防接種を受けた証「イエローカード」の提示が必要 |
A型肝炎・狂犬病・破傷風の3つは途上国の渡航ではマスト!
どの国においても共通して脅威のある感染症がA型肝炎、狂犬病、そして破傷風です。
病気の性質上、途上国では感染するリスクが日本と比べて数倍~数十倍に跳ね上がります。
A型肝炎
生の魚介類を食べた時に感染する確率が高く、発症すると発熱や黄疸で1ヶ月近くの入院が必要になる病気。
狂犬病
イヌやネコ、コウモリなどに噛まれて感染します。発病するとケイレンや意識障害を引き起こし、100%死亡します。
破傷風
擦り傷や切り傷から病原体が侵入します。口が開きにくいという症状から始まり、その次にケイレン、最後には死亡するケースもあります。
東南アジアで受けるべき予防接種
主要国 |
タイ・フィリピン・ベトナム・カンボジア・ラオス・ミャンマー・マレーシアなど |
B型肝炎(検討するべき予防接種)
主に性行為(唾液や体液の濃厚接触)で感染します。倦怠感や食欲不振、吐き気などの症状に次ぎ、皮膚や眼球の白い部分が黄色くなる「黄疸」が現れる場合もあります。
日本脳炎(検討するべき予防接種)
蚊に媒介される感染症で、アジアの郊外で流行しています。発病すると意識障害や麻痺を引き起こし、死亡する場合もあります。
そのほかの予防接種 | |
推奨されている予防接種 | A型肝炎・破傷風 |
検討するべき予防接種 | 狂犬病 |
南アジアで受けるべき予防接種
主要国 |
インド・パキスタン・バングラデシュ・スリランカ・ネパール・ブータン・モルディブ・アフガニスタンなど |
腸チフス(推奨されている予防接種)
感染者の便や尿に汚染された水や氷、食べ物を取ることで感染します。発熱して頭痛や発疹を引き起こし、腸から出血したり、穴が開く場合があります。
そのほかの予防接種 | |
推奨されている予防接種 | A型肝炎 |
検討するべき予防接種 | B型肝炎・破傷風・日本脳炎・狂犬病 |
アフリカ大陸で受けるべき予防接種
主要国 |
スーダン・エチオピア・ソマリア・ケニア・ウガンダ・ルワンダ・タンザニア・ザンビア・ジンバブエ・マダガスカルなど |
黄熱(義務付けられている予防接種)
蚊に媒介される感染症であり、発熱・寒気・頭痛・筋肉痛・吐き気といった全身性の症状を引き起こします。免疫を持たない旅行者がかかると、致死率は60%近くまで上がることが分かっています。
ポリオ(検討するべき予防接種)
飲食物から感染し、麻痺を起こす感染症です。5歳以下の小児が感染しやすい傾向にあるようです。
コレラ(検討するべき予防接種)
コレラ菌に汚染された飲食物から感染し、軽度の下痢または嘔吐が起こります。重度の場合は水便が大量に排泄され、ただちに治療を行わなければ死亡する場合もあります。
髄膜炎菌(検討するべき予防接種)
感染者の咳やくしゃみから空気感染します。頭痛や発熱に次ぎ、首を動かしにくくなる硬直が始まります。治療しなければ例外なく死に至る感染症です。
そのほかの予防接種 | |
推奨されている予防接種 | A型肝炎・破傷風 |
検討するべき予防接種 | B型肝炎・狂犬病 |
アメリカ大陸(中南米)で受けるべき予防接種
主要国 |
メキシコ・ペルー・ボリビア・エクアドル・ブラジル |
受けておくべき予防接種 | |
推奨されている予防接種 | A型肝炎・破傷風・黄熱 ※ブラジルは義務 |
検討するべき予防接種 | B型肝炎・狂犬病・腸チフス |
予防接種はどこで受けられるのかな?
近くで海外のワクチンを扱っているクリニックがあるかどうかを調べておこう。
最後に予防接種にかかる費用やスケジュールの組み方を紹介していきますっ
予防接種にかかる費用と期間について
各予防接種における費用の目安
A型肝炎 | 6,000円〜 |
B型肝炎 | 7,000円〜 |
狂犬病 | 12,500円〜 |
破傷風 | 3,500円〜 |
日本脳炎 | 7,000円〜 |
黄熱病 | 11,000円〜 |
腸チフス | 8,800円〜 |
※上記はワクチン1回あたりの目安の料金です。
スケジュールは少なくとも2ヶ月ほど見ておこう
予防接種は海外旅行の準備のなかでも一番時間がかかるものです。
ワクチンの種類によっては1種で2~3回受ける必要があるものもあり、次のワクチン接種まで2週間~1ヶ月待たなければいけない場合もあります。
ただし、予防接種はワクチンの種類によって同時接種できる場合もあるため、医師と相談して最短で完了できるスケジュールを組んでもらいましょう!
まとめ:リスクには自分でしっかり対策しておこう!
海外旅行での予防接種は人によって意見が様々だけど、流行している感染症や推奨されている予防接種に関しては最低限受けておくべきなんじゃないかなって思います。
感染症リスクから身を遠ざける注意もしておかなくちゃねっ!
海外では「自分の身は自分しか守れない」。これだけしっかり覚えておいて、あとは存分に旅行を楽しもう!
というわけで、今回は海外旅行での予防接種のお話でした。
本記事が皆さんの旅のお役に立てたなら幸いです!
リスクから身を守り、あなたの海外旅行を120%楽しんできてくださいねっ
海外旅行保険の準備、できてますか?海外では日本よりも遥かに医療費が高額なので、海外保険への加入は必須です。
しかし、僕も含めて、海外好きのほとんどの人は海外保険付きのクレジットカードだけで済ませてます。海外で必要な補償は、ほとんどカードだけでまかなえてしまうんです。
以下では、年会費がかからず補償額の充実したカードを厳選しています。カードを持ってるだけで90日間の保険が自動的に適用されるので、手間が省けて便利です。
サクッと申し込みを済ませて海外保険の準備を終わらせちゃいましょうっ
エポスカードは疑いなしに年会費無料カードの中でトップクラスの補償額が付帯。カードを持ってるだけで現地で90日間の保険が有効になります。
即日発行&受取にも対応していて、土日・祝日でも近くのエポスカードセンターで受取OK。カードブランドは世界シェアNo.1のVisaだから、海外での使い勝手も抜群です。
★ 海外保険の内容 / 補償金額 | |||
➀ 疾病治療費用 | 270万円 | ||
② 傷害治療費用 | 200万円 | ||
③ 携行品損害 | 20万円 | ||
④ 救援者費用 | 100万円 | ||
⑤ 賠償責任 | 2,000万円 | ||
⑥ 傷害死亡/後遺障害 | 500万円 |
横浜インビテーションカードは自動付帯の海外保険だけでなく、最高1,000万円の国内旅行保険付きとお得。さらに、カードで購入したものは盗難・破損しても、年間100万円(自己負担3,000円)まで補償されます。
海外ではカードの不正利用なども怖いですが、ネットあんしんサービス付帯で不正利用による損害も補償。世界シェアNo.2のマスターカード発行なところも魅力の1つです。
★ 海外保険の内容 / 補償金額 | |||
➀ 疾病治療費用 | 200万円 | ||
② 傷害治療費用 | 200万円 | ||
③ 携行品損害 | 20万円 | ||
④ 救援者費用 | 200万円 | ||
⑤ 賠償責任 | 2,000万円 | ||
⑥ 傷害死亡/後遺障害 | 2,000万円 |
自動付帯でゴールドカード並みの補償額が付いたセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは、学生には嬉しい26歳まで年会費無料。
さらに、世界51都市で使える海外アシスタンスデスクが利用でき、海外初心者でも安心。空港で手荷物を1つ自宅まで無料で届けてくれるサービスは会員なら何回でも利用OKです。
★ 海外保険の内容 / 補償金額 | |||
➀ 疾病治療費用 | 300万円 | ||
② 傷害治療費用 | 300万円 | ||
③ 携行品損害 | 30万円 | ||
④ 救援者費用 | 200万円 | ||
⑤ 賠償責任 | 3,000万円 | ||
⑥ 傷害死亡/後遺障害 | 3,000万円 |
旅行への出発前にぜひチェックしてみてねっ
これがもし、衛生状態が危ぶまれる地域なら2泊3日とかでも「絶対受けるべき」です。
今回はそんなところも詳しくお伝えしていくよ!