危険はすぐ身近に!ベトナム旅行で絶対に気をつけたい5つの治安情報

危険はすぐ身近に!ベトナム旅行で絶対に気をつけたい5つの治安情報

働き者が多く、親日国としても有名なベトナム。

なんでも、質の高い日本製品や日本食、日本人の振る舞いやマナーに憧れてくれている人が多いのだとか。

しかし、初めてベトナムへ行く方にとっては、ベトナムの治安って本当に大丈夫なの?と心配になっている方も多いのではないでしょうか?

ミーちゃん
ベトナムのアオザイとかすごく可愛いなって思うんだけど、ベトナムの治安ってどうなのかな?

ねこまるくんも行ったことあったんだよね?

ねこまる
うん、僕も行ってきたよ!

経済は発展途上だから、まだまだ成長中の国って感じなんだけど、人々には活気があって、日本人と分かるととても親切に接してくれるんだ!

カフェではつたない英語ながらも、日本文化を知りたくて必死に話しかけてくれた学生アルバイトさんもいて、なんだかとても心が温まったよっ

治安はおおむね良好だけど、まだまだ油断は大敵。

僕と同じ宿に泊まっていた日本人男性は現地人の集団に囲まれてスリに遭ったって言ってましたから・・・

これからベトナム旅行に行くなら、現地で必ず注意してもらいたい5つのポイントがあるんだっ

今回はそのポイントを分かりやすくお伝えしていくよっ!!

ミーちゃん
いくら親日国って言っても、気を抜いていたら痛い目を見るんだね・・・

うん!しっかり勉強しておきます!!

という訳で、今回はベトナムの治安のお話しですっ

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ベトナムってどんな国?まずは治安の最新動向をチェックしておこう

ベトナムの国旗
基本情報
首都 ハノイ
言語 ベトナム語
通貨 ドン(VND)※1,000VND ≒ 5円
民族 キン族(ベト族)約86%、その少数民族
宗教 仏教徒(80%)、キリスト教(9%)、その他(イスラム教、カオダイ教など)
日本との時差 -2時間
伝統グルメのフォー、陶器を中心としたアジアン雑貨、民族衣装のアオザイなど、さまざまな魅力と文化に溢れるベトナムには、毎年多くの観光客が訪れています。

国内最大の面積をもつホーチミンを中心にビルや道路建設が盛んに行われており、ハロン湾の観光以外でも見所は満載。

一方、1965年~1975年まではベトナム本土で戦争(ベトナム戦争)が繰り広げられていたことは周知の事実。

そのため、治安問題に不安を感じる日本人の方も多いのではないでしょうか?

2019年10月現在の外務省の最新治安動向は下記のとおり。

ベトナムの危険レベル(外務省情報)

ベトナムは北部・中部・南部の3つのエリアに分けられますが、取り立てて治安に問題のある危険地域はなく、渡航の安全性は他の発展途上国に比べて確立されています

とはいえ、観光客を狙ったスリやぼったくりなどの軽犯罪は依然として発生しています。

また、隣接国であるカンボジアと同じく、物乞いをする子どもによる金品の盗難被害も出ているため、貴重品の管理には十分気をつける必要があります。

現地の空港周辺、移動手段の乗り降りのタイミング、人混みなど、注意を払うべきときは沢山あります。

特に初めて海外旅行に行く方は、笑顔で近づいてくる現地人に安易に心を許さないように注意が必要です。

1.本当に安全?旅行者が初めにチェックしておきたい4つの項目

ねこまる
まずは、旅行中に利用する可能性の高いサービスや遭遇しやすいシチュエーションから、ベトナム旅行を安全に楽しむための情報を仕入れていくよっ!

旅行者が最低限知っておきたい内容は次の4つです!

➀ ATMは安全に使える?

ATMは安全か?

ベトナムのATMは空港や銀行内、街中のいたるところで見つけることができます。

ATMの使い方は日本と変わりなく、主要ATMの『AGRIBANK』では引出手数料が100円程度と割安なのも便利です。

しかし、ベトナムでは挿入したキャッシュカードがATM差込口から出てきたタイミングを狙って、待ち構えていた現地人に強奪される事件が散見されており、外務省が注意を呼び掛けています。

ATMを利用する際には、常に周囲へ注意を払うことはもちろん、盗難に遭った場合に備えて複数の現金調達手段を確保しておきたいところ。

また、その際にはカード類をバッグやキャリーケースといった複数の場所に分けて保管しておくとより安心です。

さらに、近年のベトナムではATM差込口にカード情報を読み取る「スキマー」と呼ばれる機械を設置し、カード情報が盗み取られる『スキミング被害』も発生しています。

街にあるATMは犯人にとってスキマーを取り付けやすく、十分な安全性が保証されていません。

安全にATMを使うためにも、なるべく警備員が常に監視している空港内のATMを利用することをオススメします。

なお、現在のベトナムではクレジットカードがかなり普及していて、街中の飲食店やタクシーなど、至る場所でカードを利用することができるようになりました。

ただし、2011年にはベトナムのホテルでクレジットカードを利用した日本人男性がスキミング被害に遭ったことを報告しており、依然として注意が必要な状況です。

クレジットカードは信頼できる店舗でのみ使用し、それ以外の場所では利用しないようにご注意ください。

② タクシーの利用は安全?

ベトナムのタクシーは安全?

ベトナムでの主な移動手段といえば、バイクタクシー・シクロ・路線バスの3つ

特にホーチミンでは、シクロを目にする機会が多いかと思います。

乗車人数・利用目的・走行距離に合わせて乗り分けることが大切です。

さっそく、それぞれの乗り物の特徴と安全性、また必要な対策についてお伝えします。

バイクタクシー

バイクタクシー(画像:YouTravel.com)

画像:YouTravel.comから引用

東南アジア観光で見かけない日はないのが、バイクタクシー。

ベトナムには昼夜問わず、街中あふれかえるほどのバイクが走行しています。

バイクタクシーの運転手は観光客とみるや、すかさず声をかけてきますので、これがタクシーであるとすぐに分かります。

旅慣れた人はよく使う移動手段ではありますが、流しで走行しているバイクタクシーのドライバーの中には、犯罪を企む者もゼロではありません。

安全に観光を楽しみたいなら、4輪のタクシーをホテルなどで事前に手配してもらうことをオススメします。

《バイクタクシーに乗る際の注意点と安全対策》

バイクタクシー利用時に、金品の横領・強奪や、ぼったくり、拉致といった被害に巻き込まれる旅行者が後を絶ちません
下記の安全対策には必ず目を通し、自分の身は自分で守りましょう。

  • バッグはできるだけ持ち込まない(ウエストポーチなどは身体の正面で保管)
  • 相場料金は1km1万ドン前後(48円)、それ以上は支払わない
  • 精算は必ず後払いにし、チップは渡さないほうがよい
ねこまる
ベトナムには悪質なバイクタクシー運転手が多い印象です、、、

僕もホーチミンの街を観光しているときに「オニイサン、ドコイク?イキタイトコロ、アンナイスル!オンナノコモイルヨ」ってかなりしつこめに話しかけられたのを覚えてます。

そして運転手さんが得意げにノートらしきものを見せてきて、そこには日本語で書かれた運転手さんの推薦文がズラリと記されています。。

これ、本当に注意してほしいんですが、ベトナムで流行ってる『推薦状詐欺』という詐欺犯罪の常とう手段です!!

そのまま信用してバイクに同乗すると、連れていかれた先のお土産屋さんで法外な料金を請求されたり、集団暴行を加える、拉致に遭うといった事例が絶えないらしい・・・

こうしたタクシー運転手はどれだけ甘い言葉で誘われても、絶対に応じないように注意してね!!

シクロ

シクロ

旅行者たちの見慣れない乗り物としては、シクロが挙げられます。

ホーチミン観光に出向いた人は度々目撃する機会があるかと思いますが、これはいわば、“車いす付きの自転車”といったところ。

乗車人数は1台につき1名で、むろん、車いす部分に腰かけます。

ただし、身の安全を保証するような囲いは一切ありませんので、旅慣れていない人にはおすすめしません。

《シクロに乗る際の注意点と安全対策》

せっかくベトナムに来たのなら、名物のシクロに乗ってみたい…。
そんな思いで果敢に挑戦する旅行者もいるでしょう。
ただし、交通事故や、シクロ乗車中の金品の強奪、ドライバーによるぼったくりなどには十分に注意し、必要に応じて下記の安全対策を実行してください。

  • 荷物はたすき掛けにして厳重管理(座席の後方に押し込み盗む隙を与えない)
  • 相場料金は1時間5万ドン前後(250円~300円)で事前交渉制。それ以上の交渉には応じない
  • 金額交渉は常に意識しよう

 路線バスも便利!

路線バスも便利

旅行者が観光地をまわる際に重宝する路線バス。

日本と同様、ベトナムでも停留所と一目でわかるような看板が立っています。

観光名所ならば一律7,000ドン(約34円)で乗車できるため、コストを浮かせたい旅行者には最適な移動手段といえますね。

座席指定もなく便利ですが、バスに乗ったときに渡されるチケットは失くさないように。

降りる際に必要になりますので、財布のお札入れやバッグの内ポケットなど、すぐに取り出せるところに保管してくださいね。

《路線バスに乗る際の注意点と安全対策》

観光客が多数乗車する路線バス内でも、ぼったくりに用心する必要があります。
車掌の中には未成年らしき現地人も混在しており、ときには釣り銭をごまかされることも。
下記の安全対策を行い、金銭関連のトラブルに巻き込まれないように注意しましょう。

  • 車掌のネームプレートで名前を確認(トラブルがあった際に役立つため)
  • 釣り銭はしっかり確認し、間違いがあった場合には車掌に伝える

また、路線バスを乗り降りする際の転倒事故にも気を付けてください。
日本とは違い、ベトナムでは、「すみません、降ります」といった掛け声は通用しません。
速やかに行動しないとバスはすぐに発進してしまいますし、停まってもくれないのです。

③ 飲み物(水道水)や食べ物の衛生状態は大丈夫?

ベトナムの 飲み物(水道水)や食べ物の衛生状態は大丈夫?

ベトナムは北部と南部で気温差が著しく、湿気の溜まりやすい地域です。

そのため、現地の水道水や食べ物の衛生状態は正直良くありません

湿気の溜まりやすい地域では、病原菌や感染症のウイルスなどが繁殖しやすいので、現地の水道水は飲まないのがベター。

また、現地にある飲食店では、料理に使う食材を水道水で育てている場合があります。

外務省によると、ベトナムでは、有害物質を含む工場排水も適切に処理されないまま、川に流されることもあるようです。

この結果、現地の水道水には、有害物質が基準値の30倍も含まれる事態にまで発展しており、水質汚染は今なお深刻であることがわかります。

ベトナムへの渡航者は、あらかじめペットボトルのミネラルウォーターを準備しておき、決して現地の水道水を飲まないようにしましょう。

《ベトナムの水・食品を口にした際に感染しやすい病気》

  • 急性腸炎、食中毒(下痢、嘔吐など)
  • かぜ
  • 細菌性赤痢、寄生虫症、A型肝炎、B型肝炎

現地ではローカルフードが楽しめる屋台や大衆食堂もたくさんありますが、衛生状態は良いとは言えません。

火の通っていない食品は極力口にせず、生野菜には特に注意してください。

出される箸やスプーンなどもなるべくウェットティッシュなどで拭いてから使用するのが無難でしょう。

ベトナムで食事をする際の健康被害を防ぐためにも、常備薬(下痢止め、風邪薬、吐き気止め)やステロイド薬などは携行しておくべきといえます。

また、医療機関の受診が必要な場合に備えて、海外旅行保険に加入するのも良い方法ですね。

何も担保されていない状態でベトナムに渡航すると、高額な医療費の請求で大損失を被る可能性もあるため要注意です。

④ 夜出歩いても平気?

ベトナムは夜出歩いても平気?

ベトナム公安省によれば、2019年中に現地で発生した犯罪件数は5万2千件。

このうち、繁華街周辺でのスリやひったくり事件が大多数を占めているため、男女の性別を問わず、人目のある日中に用事を済ませておくのがベター

特に、夜間はギャングまがいのグループ間抗争や銃器の不正使用も報告に挙がっているので、やむを得ず外出をする場合は、必ず複数人、もしくは車を使っての移動を心がけましょう。

1度でもトラブルに巻き込まれてしまうと、最悪、死亡事故に発展するケースもあります。

また、裏道や路地を選んで徒歩移動をした場合、背後からバイクで近づかれ、金品や荷物を強奪されるというケースが多発しています。

散策をする際は大通り沿いを歩き、興味本位で脇道に逸れないことが重要です。

2.どの地域が危険?訪問予定の都市をチェックしておこう

ベトナム_地域別治安情報
ねこまる
外務省によると、ベトナムでは今のところ特に危険とされている地域はありません。

それだけベトナムの治安は良好に保たれていますが、一方で、軽犯罪にはじまるトラブルは今なお相次いでいる状況です。

治安のいい国だからといっても海外なので、警戒を緩めるのはNG!せめて訪問予定の都市に関する情報は仕入れておいて、しっかり安全対策していこうねっ

こちらでは、ベトナム北部・中部・南部の3つのエリアに分けて危険地域をご紹介します!

ベトナム北部の治安(ハノイなど)

ベトナム北部の治安(ハノイなど)

ベトナムの歴史に触れる旅を満喫したい人には、とっておきのハノイ。

ホアンキエム湖をはじめとし、そこから車で5分ほどの距離に位置するホーチミン廟、旧市街地などの観光スポットが多く、非常に巡り甲斐のある地域です。

その一方で、外国人旅行者を狙った軽犯罪が多発しているエリアでもあります。

ハノイで多発している犯罪~実例も紹介~

  • スリ・ひったくりなどの盗難被害

観光名所であるホアンキエム湖周辺、旧市街、ドンスアン市場、ハンガイ通り、統一公園周辺、キムマー通り、リンラン通り、ダオタン通り、大型ショッピングモール、バスターミナルなどを中心にスリ、ひったくりによる盗難被害が多発しています。
これらのスポットには昼夜問わず旅行者が集まりやすく、観光気分に浸っている隙に貴重品を奪われる傾向があります。

近年に入り、ベトナムでは深夜2時頃まで営業をする店舗が増えているため、夜間に外出する旅行者も多くなっています。
しかし、夜間の外出=犯罪者の標的にされることを意味しますので、くれぐれも用心してくださいね。

また、親日家を装って旅行者への接触を図り、金品を盗もうとする現地人もいます。
実に巧妙な手段で犯行にいたるため、観光だからといって気を抜いてはいけません。
ハノイを訪れた日本人旅行者による口コミは、下記のとおりです。

口コミ(女性)【「写真を撮ってあげる」=カメラが盗られる】

ホアンキエム湖は観光の中心的存在。湖の周囲を写真を撮りながら歩いていると、流暢な英語でフレンドリーに声をかけてくるローカルがいます。「どこからきたの?写真を撮ってあげる」などど、話をしているうちにバッグやカメラを持ち去られたりすることもあるので注意しましょう。また、プロカメラマンのようにカメラを持っている人たちが勝手に撮った写真を売りつけようすることもあります。果物やお菓子の押し売り、道路脇にはシクロの執拗な勧誘もあります。湖に気を取られず気を引き締めて観光をしましょう。

出典:トラベルコ 海外現地クチコミ『ハノイの危険情報』

ねこまる
僕がベトナムを訪れたときは、同じゲストハウスに泊まっていた日本人男性がスマートフォンのスリに遭っていました・・・

なんでも、複数の(売春婦を装う)女性が近づいてきて男性を取り囲み、1人が注意を引いている間に別の女性がポケットからスマホを抜き取ったようです。

こうした集団スリはハノイ、ホーチミンでよく見られ、外務省も注意喚起しているので、取り囲まれそうになったらすぐさまその場所を離れるようにしたいね…!

  • 置き引き

財布、スマホ、カメラなどのほか、バッグそのものを携行していると、飲食店のテーブルの上やトイレなどに置き忘れてしまうことがあるでしょう。
その場合は、ほぼ確実に盗まれます。
ハノイ観光時に限らず、渡航先では、貴重品を肌身離さず持ち歩くようにしましょう。

ハノイで犯罪に巻き込まれないための安全対策

ベトナム北部での安全対策
  • 夜の外出時には荷物を携行しない

男女を問わず、夜の外出時に金品を盗まれる被害が多発しています。
そのため、バッグはできるだけ携行しないことが大切です。
どうしても荷物を持たなければならない場合、身体の正面に提げられる肩紐つきの斜め掛け鞄や、ウエストポーチを選ぶのがおすすめ。
ただし、犯罪者によっては、どのような持ち物であっても強奪しようと企む連中もいます。
荷物の大小にかかわらず、周囲への警戒は常にしておきましょう。

  • 知らない人に話しかけられても対応しない

親日家を装って近づいてくる現地人は、その時点で犯罪者だと疑い、話しかけられても相手にしないことです。
また、彼らが犯罪者であった場合に狙われやすいのは、財布、スマホ、カメラなどです。
いずれも手に持って歩くのはやめましょう。
ハノイで起こりがちな軽犯罪被害を防ぐためには、こうした安全対策が必須なのです。

  • 貴重品は手元で厳重管理する

置き引き被害を防ぐための安全対策として、貴重品は手元で厳重に管理しましょう。
ほんの少しの隙をつかれて盗難被害に遭う旅行者は少なくないので、一瞬であっても、飲食店のテーブルの上やトイレなどに置いてはいけません。

ベトナム中部の治安(ダナン、ホイアンなど)

ベトナム中部の治安(ダナン、ホイアンなど)

ベトナム中部といえば、ハン川で有名なダナンと、かつて日本人街が広がっていたとされるホイアンという都市で有名なエリアですね。

美しいリゾートや、ユネスコ文化遺産を満喫したい旅行者の集まる場所でもあります。

さて、気になるベトナム中部の治安ですが、外務省からは特に勧告が出されていません。

とはいえ、現地を訪問した旅行者たちの口コミからは、軽犯罪被害のリスクや“旅行時の注意点”に関する情報が多く寄せられており、必ずしも安全というわけではありません。

ダナン、ホイアンで注意すべき犯罪・紛失事故

  • ぼったくり

HAI VAN TAXIというタクシー会社を知っているでしょうか。
実は、ここを利用した旅行者が、ぼったくり被害に遭っています。
一見すると何の変哲もない一般的なタクシーなのですが、実は改造された料金メーターを備えているのが特徴。
下手をすると、相場料金の数倍以上の請求をされることもあるそうです。

口コミ(女性)【悪質タクシー「HAI VAN TAXI」に要注意!遠回り・改造メーターで料金が通常の3倍以上に・・・】

最近、ダナン市内でぼったくり被害が続出しているのが「HAI VAN TAXI」。
見た目はベトナムの有名タクシー会社「VINASUN TAXI」にそっくりで白いボディーに赤と緑のラインが入っています
遠回りや料金が高速で上がる改造メーターを使用しており、料金が通常の3倍以上になる被害が観光のお客様、在住者間で続出しております。
大体の料金や道の分かる在住者の方は運転手に文句を言うと後日嫌がらせを受ける等、運転手の質もかなり悪い様です。

出典:トラベルコ 海外現地クチコミ『ダナンの危険情報』

  • 紛失事故

ダナンやホイアンへの旅行で注意したいのが、パスポートの紛失です。
ベトナム中部には日本領事館・日本大使館がないため、再発行をする場合は自分の足でハノイの日本大使館まで移動しなければなりません。
こうなれば、旅行予算を大幅に超えてしまうほか、観光の計画も狂ってしまいますので、十分に注意しましょう。

ダナン、ホイアンで犯罪に巻き込まれないための安全対策

ベトナム中部での安全対策
  • 移動手段の手配はホテル/ツアーガイドに任せる

ベトナムの市街地を流しで走行しているタクシーに乗ると、ぼったくり被害に遭う確率が上がってしまいます。
現地で移動手段を調達する際は、ホテルまたはツアーガイドに手配してもらいましょう。
稀にタクシーアプリをダウンロードし、そこから予約する旅行者もいますが、それは安全とは言い難いもの。
相場以上の料金をぼったくられる前に、安全対策を実行するのが賢明です。

  • パスポートのコピーを旅行前に用意しておこう

観光気分で浮かれてしまう前に、パスポートのコピーを用意しましょう。
ベトナム北部・南部に行くのであれば不要かもしれませんが、中部への旅行者は必須。
パスポートのコピーを備えておくことで、紛失時の身元証明に役立ちます。

ベトナム南部の治安(ホーチミンなど)

ベトナム南部の治安(ホーチミンなど)

アジアらしい雰囲気と、欧州の建造物が混在するホーチミンは、ベトナム旅行で人気の観光スポットです。

サイゴン大教会や、統一会堂、ドンコイ通りなど、要所にヨーロッパを思わせる景観が広がり、まさに“東洋のパリ”といったところ。

そんなホーチミンでも、警戒すべき犯罪は多数あります。

ホーチミンで多発している犯罪~実例も紹介~

  • ひったくり

ホーチミンで最も頻発する犯罪といえば、ひったくりです。
タクシー運転手にスマホを強奪される被害や、バイクで徘徊していた犯罪者の標的にされ、貴重品をひったくられる事件が相次いでいます。

あるいは、ホーチミン都内にある中華街(チャイナタウン)に土産を買いに行った旅行者が、現地人の男2人組みに両腕を押さえられ、財布ごと所持金を奪われた被害も報告されており、非常に危険です。

  • スリ

ひったくりに次いで、ホーチミン都内でのスリ被害も多く報告されています。
危険地域は、グエン・フエ通り、ベン・タイン市場、ドン・コイ通り、ハイ・バー・チュン通り、レー・タイン・トン通り、大型ショッピングモールなどの人通りの多い場所です。

  • 置き引き

ベトナム北部、中部と同様に、南部でも置き引き被害が相次いでいます。
市内の公園、ホテルのロビー・フロント、レストラン、ショッピングモール、空港、列車の中、バス内などに限らず、訪問予定の場所全般での持ち物の置き忘れには注意が必要。

  • 恐喝・睡眠薬強盗被害

ホーチミン都内には、フーミー橋を目印として低所得者層の住むエリアが広がっており、その辺り一帯での恐喝、睡眠薬強盗被害が報告されています。
その日会ったばかりの人からもらった飲み物や食べ物は決して口にせず、安易に人を信用しない心掛けが重要です。

ねこまる
こうした多発犯罪や危険スポットについては現地日本大使館で情報開示されていて、旅行者へ注意を呼び掛けているよ。

ベトナム旅行へ出発するまえに目を通してみるといいかもねっ!

ホーチミンで犯罪に巻き込まれないための安全対策

ホーチミンで犯罪に巻き込まれないための安全対策

スリや置き引きなどの軽犯罪向け安全対策以外で、恐喝・睡眠薬強盗被害事件のあった場所には近づかないことも大切です。
よくある間違った旅行者の行動パターンとして、興味本位で危険地域周辺を散策する事例が挙げられます。

そのような行動を取っても、百害あって一利なし。
ベトナム北部・中部・南部を問わず、渡航先では、安全第一に観光することを心がけ、犯罪被害の標的にならないように過ごしましょう。

3.その他の注意点とは?ベトナム旅行で気を付けるべき5つのポイント

ねこまる
さて、だんだんとベトナムを旅しているイメージが湧いてきたところで、さらに一歩踏み込んだベトナムでのマナーや暮らしに関する注意点を見ていこう!

i. 宗教上のタブー

宗教上のタブー

ベトナム人の多くに根づく考え方や価値観は、大乗仏教や儒教によるもの。

だからといって、旅行者に対して言動を制限するようなことはなく、自由に観光を楽しんで問題ありません。

ただし、ベトナム人は“縁起の良し悪し”についてかなり神経質。

数字ならば“13”を不吉として恐れ、プレゼントならばハンカチを嫌います。

縁起ものを好む点では、日本人にもどこか似た価値観をもっているので、なにか行動を起こす際には、自分がされて嫌なことをしないように意識すればOK。

ii. 文化におけるマナー

文化におけるマナー

観光バスに乗ってみると、ベトナム人が、高齢者に座席を譲っている姿を目撃することもあるかと思います。

実際に、ベトナムでは、敬老の文化根付いています。ここでも日本との共通点を見出せますね。

また、食事マナーの面では、隣接国であるカンボジアと似通っています。

皿や丼に口をつけてスープを飲むのはタブーであり、代わりにスプーンを使うのがよしとされていたり、カトラリーを食前にウェットティッシュで拭いたりする点で同じといえます。

一昔前にフランスの植民地だったことから、ベトナムではレディーファーストの概念も受け継がれています

そのため、女性が1人で大荷物を抱えていたら、現地人が駆けつけて運んでくれますよ。

iii. 病気や感染症

病気や感染症

治安において問題のないベトナムでも、病気や感染症のリスクは大きいのが特徴です。

食事から感染する食中毒や細菌性赤痢、A型肝炎などから、蚊を媒介するデング熱やマラリア、動物に噛まれて感染する狂犬病まで、様々な感染症に対して外務省より注意が呼び掛けられています。

また、大気汚染による呼吸器感染症にも気を付けなくてはなりません。

ハノイでは夏と冬に、ホーチミンでは夏に感染する可能性が高まり、2014年までに63名もの人々が死亡しています。

現地でなんらかの病気・感染症にかかった場合には、私立病院・クリニックを受診してください。

そこには日本語のわかる医者が駐屯しているため、緊急を要する事態でも言語が通じなくて困ることはまずないでしょう。

また、ベトナムの医療水準はそれほど高くなく、現地での治療では不十分とされた場合はタイやシンガポールの医療機関へ搬送されることとなります。

そうした場合には多額の医療費がかかるため、海外旅行傷害保険への加入を強くオススメします。

《ベトナムでの感染症予防対策》

  • 水道水は飲まない
  • 衛生状態の悪い屋台での食事は避ける
  • 生ものは加熱調理する
  • 渡航前に下痢止め・胃腸薬・鎮痛剤などの常備薬を準備
  • 虫刺されを防ぐために“虫よけスプレー”を携行

iv. チップ制度はあるか?

チップ制度はあるか?

チップの習慣がない我々日本人は、渡航先で誰にいくら渡せばいいのかがわかりません。

実は、ベトナムにもチップの習慣があまり浸透していないのです。

ですから、基本的には現地のホテルやレストランで多く支払う必要はありませんし、チップを渡したい場合にも心付け程度でOK

ベトナムでチップを渡す相手と言えば、例えば次のようなところでしょう。

  • 5ツ星ホテル、レストラン
  • 日本人観光客向けのエステ、サロン
  • 1時間以上利用する予定のタクシー
  • お世話になったツアーガイド

ただし、上記はあくまで参考例であって、チップを絶対に渡さなければならないわけではありません。

心付けとしてチップをあげる場合は、100円~400円程度にとどめるのが望ましいですね。

くれぐれも、旅行予算を割いてまで渡さないようにしましょう。

向こうから支払いを要求されても、チップを渡す必要性がないと感じる場合は、ハッキリと断って問題ありません。

特にぼったくり多発地域などを中心に、タクシードライバーによるチップの過度な要求が取りざたされていますが、恐怖心から無駄な支払いを増やさないことが肝心です。

v. どんな服装がオススメ?

どんな服装がオススメ?

高温多湿で知られるベトナムでは、5月~10月にかけて真夏日が続きます。

気温は30度~40度前後であるほか、湿度も80パーセント以上と高めです。

一方、11月からは秋らしい気候へと変わり、12月には、最低気温10度以下と肌寒い冬が到来します。

夏であれば半袖・短パンに薄手の羽織ものを1枚プラスすれば十分ですが、秋・冬の渡航にはセーター・長ズボンが望ましいでしょう。

また、季節を問わず紫外線は降り注いでいるので、日焼け止めクリームの携行は必須です。

寒暖差の激しい地域ですから、旅慣れていない人は風邪薬を持参することもお忘れなく。

4.多発している盗難犯罪と医療事故には要注意。海外旅行保険には必ず加入しておこう

ベトナムに行くなら海外保険への加入は必須

さて、ここまで紹介したとおり、ベトナムではひったくりやスリといった盗難犯罪がごく身近にひそんでいることをお分かりいただけたと思います。

また、盗難被害のほかにも、アジア地域全体で見れば、日本人旅行者の遭うトラブルの大半は「医療事故」だと言われているんです。

ジェイアイ傷害火災保険の調査によると、アジア圏で利用された海外旅行保険のうち73.2%は『治療・救援費用』であることが分かっています。

※「治療・救援費用」に続いて、「携行品損害」が16.5%、「旅行事故緊急費用」が8.8%。

ベトナムの医療費は近隣諸国と比べてやや安めとなっていて、現地で盲腸手術を受けた場合の治療費は総額で約40万円ほどと言われています。

ただし、ベトナムの医療レベルは決して高くないため、国内の治療で対応できない場合はバンコクやシンガポールの病院へ搬送されることとなり、上記の治療費に加えて数百万円が加算されることになります。

そのため、ベトナム旅行へ出発する前には必ず海外旅行保険に加入しておくことをオススメします

また、もしバラ掛けで加入する場合にも、医療事故のための『治療補償』、盗難被害のための『携行品損害』は必ず補償してもらうようにしましょう

ねこまる
ベトナムの治療費用は比較的安価だから、せっかくの旅行資金を海外保険に使うのはもったいないって思ってる人も多いはず。

そんなときは、クレジットカードについてる海外保険を使えば、費用をほとんどかけずに十分な補償を得てベトナム旅行を楽しむことができるよ!

例えば、僕がいつも使っている『エポスカード』は年会費無料だけど、カードを持っているだけで90日間、現地で以下のような補償が得られるんだっ

エポスカードの海外旅行保険の内容

 海外保険の内容 / 補償金額
➀ 疾病治療費用 270万円
② 傷害治療費用 200万円
③ 携行品損害 20万円
④ 救援者費用 100万円
⑤ 賠償責任 2,000万円
⑥ 傷害死亡/後遺障害 500万円
 カードの特徴
◎ 即日発行&受取 可能 ○ Visa のみ 
◎ キャッシュレス診療対応 ▲ 家族特約なし 
ねこまる
エポスカードの治療補償は病気が270万円、ケガが200万円あるから、ベトナム旅行ではほとんどの場合はこれで十分です。

でも、まだどうしても心配という方は、高額請求の怖い「治療補償」だけを一般保険のバラ掛けで追加してあげれば、普通に一般の海外保険へ加入した場合と比べて数万円も節約することができるんだ!

僕はいつも、医療費の高い国へ出かけるときにはエポスカードの保険に加えて、損保ジャパンの『新・海外旅行保険 off!(オフ)』の「オーダーメイドプラン」で『治療補償』だけをプラスしてあげてるよ。

詳しい方法は「クレジットカード付帯の海外旅行保険!厳選おすすめ&比較表2019年」を参考にしてみてねっ!

5.現地の日本国大使館の連絡先をメモしておこう

ねこまる
海外旅行保険のほか、旅行中に犯罪や事故のトラブルに遭った時には、ベトナムの日本国大使館がどうすればいいかを的確に教えてくれるよ!

パスポートを紛失したときには再発行もしてくれるので、現地大使館の住所や連絡先は必ずメモしておこうっ

在ベトナム日本国大使館(ハノイ)

住所 27 Lieu Giai Street, Ba Dinh District, Hanoi, Vietnam
電話 国内から:(市外局番024)3846-3000
国外から:(国番号+84)-24-3846-3000
FAX 国内から:(市外局番024)3846-3043
国外から:(国番号+84)-24-3846-3043
開館時間 月曜日~金曜日 8:30~12:00、13:30~16:45(休館日を除く)

在ホーチミン日本国総領事館

住所 261, Dien Bien Phu Street, District 3, Ho Chi Minh City, Vietnam
電話 国内から:(市外局番028)- 3933-3510
国外から:(国番号+84)-28-3933-3510
FAX 国内から:(市外局番028)-3933-3520
国外から:(国番号+84)-28-3933-3520
開館時間 月曜日~金曜日 8:30~12:00、13:15~16:45(休館日を除く)

情報は最強の防犯対策!しっかり準備して快適なベトナム旅行を

ねこまる
いかがだったでしょうか?

今回紹介した治安情報はミーちゃんのベトナム旅行の参考になりそうかな?

ミーちゃん
うんっ!おかげでベトナムを旅しているイメージも鮮明に湧いてきたよ♡

今まで治安っていっても、何を調べたらいいのか漠然としていたんだけど、旅行者には旅行者の調べるべき現地情報があったんだね!

ベトナムでの観光中は持ち物やお金の管理には十分に注意して、万が一のことが起こったときにも身を守れるように海外旅行保険にはちゃんと入っておきますっ

ねこまる
それがいいねっ!

海外では日本の常識はほとんど通用しないから、情報こそが現地で自分の身を守る最高の防犯対策になるんだ!

ここで得た情報をしっかり参考にして、快適なベトナム旅行に出かけてきてねっ!

というわけで、今回はベトナムへ旅行する前に必ず知っておいてほしい治安情報や防犯対策について紹介しました。

ベトナムに限らず、ここで紹介した5つの治安情報はどこの国へ行く際にもぜひ調べておいてほしいこと。

正しい情報をしっかりと掴んで、最高の海外旅行を楽しんできてくださいね!

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